イギリスで、5年間行方不明だった飼い犬と再会し喜びに包まれている一家がいる。
https://youtu.be/cIAz_QvrgBI
マンチェスター中心部から10キロほど離れたストックポートの町、レディッシュに暮らすサンドラ・ライトさんはヨークシャー・テリアのエディーを飼っていた。しかし2011年、同じマンチェスターに住んでいる義妹宅へ遊びに行った際、エディーがいなくなってしまったのだ。
当時は近所の人と一緒に探し回り、あちこちにポスターを貼り、獣医や動物保護センター、警察にも連絡をしたほか、あらゆるウェブサイトに登録をし、さらに懸賞金まで用意したが結局、エディーは見つからなかった。
そして2016年、ライトさんと同じ町内に住むジャネット・ジョンソンさんは、近所の人が飼えなくなったという理由で13歳のヨークシャー・テリアを引き取った。ジョンソンさんが、健康診断のため犬をPDSA(チャリティー団体の動物病院)へ連れて行ったところ、体内にあったマイクロチップから、この犬がエディーであることが判明したのである。ライトさんとジョンソンさん宅は800メートルしか離れていないという。
ライトさん一家は、今でもよくエディーの話をしていたそう。「今ごろ何してるんだろう、ちゃんと面倒見てもらってのるかな? 生きているよね、なんていう話です」。
それでもまさか、万に一つもエディーが戻ってくるなんて可能性は考えていなかったのだとか。
さらにエディーがライトさん一家に帰ってきた日は、娘さんの16歳の誕生日。ライトさんは当時のポスターとともに、娘さんの帰宅を待った。ポスターのそばにエディーがいるのを見たときの喜びようときたら大変なもので、人生最高の誕生日プレゼントだと感極まっていたという。
「何がどうなったのか経緯を知ることはできませんが、エディーが今も人なつこく愛情に満ちていることからも、大切にされていたことは明らかです。PDSAや、エディーが戻るのを手助けしてくださった皆さんには本当に感謝しています。マイクロチップのおかげです」。
英国では法律で、すべての飼い犬に生後8週でマイクロチップを埋め込むことが義務付けられている。PDSAの獣医師によると、ペットとはぐれてしまった場合、残念ながら見つからないことの方が多いそう。ただマイクロチップがあれば、飼い主の下へ戻れる確率は高くなるという。
■参照リンク
http://www.mirror.co.uk/
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