Jホラーの第一人者である『呪怨』の清水崇監督が、体験型上映システム4DXの魅力を極限まで引き出して製作した4DX限定公開作品『雨女』。4日の公開スタートを目前に2日夜、心霊アイドルのりゅうあと女流怪談師の星野しづくが、清水監督を前に最恐怪談バトルを行い、その模様をニコニコ生放送で配信した。
気合のビキニ姿で登場したりゅうあは、バラエティ「有吉反省会」に出演するなど、人気上昇中の心霊アイドル。「幽霊と同居中、心霊アイドルのりゅうあです♪」とあいさつし、清水監督を戸惑わせたが、「ホラー映画は3歳から観ているので、邦画洋画問わずほとんど観てきました。でも4DXは初めて。あんなに嫌な感じでしっとり濡れるんだというのが、より怖さを増してて、すごかったです!」と目を輝かせると、監督も満足そうな表情に。
対する星野しづくは、多くの怪談番組や怪談ライブで活躍する女流怪談師。「4DXも初体験でしたが、ホラー映画を映画館で観たのも『雨女』が初めてでした」と明かすと、清水監督は「劇場で観るホラーが自分の映画なんて嬉しい」と笑顔を見せた。星野はこれまで観てこなかったのは「怖いから」という怪談師らしからぬ理由も告白した。
『雨女』に絡め、「雨」「梅雨」「びしょ濡れの女」のテーマでとっておきの怪談を披露することになったりゅうあと星野。負けたほうが、びしょ濡れの刑に処されることに!
怪談対決の先行はりゅうあ。お墓参りの時期の、雨の日の中学生の話で、押入れからまさかのドラえもんが登場するという流れになり、怪談を期待していたその場の全員の頭にハテナマークが浮かぶ事態に。その後の一ひねりで、最終的に監督が「微妙にいい話でしたね」と漏らす展開となった。対戦相手の星野も「癒されました」と感想をもらす結果にも関わらず、りゅうあは「ありがとうございます」とニコニコしていた。
続けて星野が渾身の怪談を披露。カーオーディオの修理業者をしていた男性が、雨音をバックに喧嘩している男女の音声が入ったCD-Rを聞いたことから始まる恐怖体験を、臨場感たっぷりに語り、監督の口から「怖いですね」と言わしめた。
ジャッジは清水監督に託され、結果は星野の勝ち。負けたりゅうあには約束通り、その場でびしょ濡れの罰ゲームを決行され、雨女も登場して柄杓でりゅうあに水をかけたが、当のりゅうあは「『雨女』にちなんで、黒のビキニにしました♪」と楽しそうにしていた。
そして『雨女』公開に向け、清水監督が「劇場に足を運んでもらいたいという思いから作りました。DVDリリースの予定はない作品です。ぜひ4DXで体験してください」と力強く締めた。
『雨女』は『THE JUON/呪怨』で、日本人監督として初めて全米興行収入1位(実写映画)を記録した清水監督が、劇場用ホラーとして6年ぶりに仕掛ける体感型のホラーエンターテインメント。4DXシステムを研究し尽くして生まれ、五感を刺激した臨場感たっぷりの新しい恐怖体験を届ける。雨の日に必ず同じ夢にうなされるヒロインの理佳に扮するのは、『TOKYO TRIBE』『東京無国籍少女』の清野菜名。35分間に凝縮された恐怖がスクリーンを飛び出す!
映画『雨女』は6月4日(土)より全国のユナイテッド・シネマ他にて4DX(R)限定公開
(C)2016「雨女」製作委員会
文・写真/望月ふみ
■参照リンク
映画『雨女』公式サイト
www.ame-onna.jp
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