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裏切りと暴力にまみれた壮絶クライム・アクション『トリプル9 裏切りのコード』製作陣が徹底追及したリアリティとは?

2016/06/02 18:30 投稿

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本格クライム・アクション『トリプル9 裏切りのコード』が6月18日(土)より公開される。"トリプル9"とは職務中の警官が撃たれる非常事態が発生し、応援を呼ぶ際に使われる警察コード。本作では、元軍人と悪徳警官で構成されたギャングがこのコードを悪用して警察を欺き、わずか10分の空白の間に、政府の重要施設を襲撃するという壮大な事件の成り行きが、研ぎ澄まされたリアリズムと極限のテンションがみなぎる映像世界の中で描かれる。


本作の監督であるジョン・ヒルコートは、「この映画の世界観で重要なことは、リアリティに根差すことだった」と話す。製作段階でリサーチを徹底し、現場ではギャング対策班と一緒に作業、常時セットにいてアドバイスを受けながら撮影を敢行した。近年のアメリカ警察事情については「最近は、元軍人の多くが警官になり、資源も混ざり合っている。彼らは危険な場所に突入する時、軍隊から手に入れた戦車とかさまざまな武器を活用し、あらゆる種類の混乱を生み出す。僕にとっては、掘り下げたい興味深くてエキサイティングな世界だった。実際にそういう地域にいる人たちやギャング、アトランタ市警のギャング対策班と一緒に仕事をすることができた」と語り、そのリサーチは、マーカス(アンソニー・マッキー)とクリス(ケイシー・アフレック)が所属するギャング対策班が強制捜査を行うシーンに反映されている。


リアリティを追求したのは監督だけではない。俳優陣も徹底的に実践した。ギャング対策班に配属されたばかりのクリス・アレン役を演じるケイシー・アフレックは役作りのリサーチのため実際に働くロス市警とアトランタ市警の警官たちと行動を共にした。「彼らの仕事は本当に大変だ。もう絶対にスピード違反のチケットを切る警官を困らせたりしない。1日8時間パトカーで巡回していたと思ったら、突然無線で呼び出されて、145キロの猛スピードで住宅街を走りぬける。本当に注意しないと、自分が死ぬか、誰かを殺してしまうかもしれない。パトカーに同乗した日は疲れ切って家に帰り、15時間爆睡したよ(笑)」と語る。さらに、「彼らは仕事に没頭し、仕事に命を捧げている。彼らと一緒に過ごして、このキャラクターのことをもっと理解できるようになった」と話す。


経験豊かな元特殊部隊の兵士でギャングのリーダー、マイケル・アトウッド役を演じるキウェテル・イジョフォーも、2014年夏の撮影開始前に先立つ1か月半前から戦闘技術を学ぶため、スタントコーディネーターのミッキー・ジャコマッツィと元米軍特殊部隊隊員マーク・ステファニックとともに訓練をした。一週間に3回、何千発と銃を撃ち、戦闘時の異なる身のこなしを学び、あらゆる武器を体験した。「キウェテルは素晴らしい変身を遂げた。最初は基本的な質問をしていた彼が、6週間後には完璧に訓練された暗殺者のように見えたよ」と、ジャコマッツィは振り返る。イジョフォーは本作について「見事に書かれたエキサイティングで素晴らしい物語から、研ぎ澄まされた映像感覚で描かれる驚くべき人生の側面が見えてくる。しかも、登場人物たちはとてもリアルだ。彼らが作り出すリアルな世界。そこから多くのものを感じられると思う」と話す。


役者や製作陣の徹底的に追及したリサーチと準備、多くの努力の結果、臨場感に溢れ、観客にリアルだ感じさせる本作。警察権力の腐敗や裏切りのドラマ、壮絶なバイオレンス描写に息を飲まずにいられないだろう。



映画『トリプル9 裏切りのコード』は6月18日(土)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー!

(C)2015 999 Holdings, LLC​



■参照リンク
映画『トリプル9 裏切りのコード』公式サイト
999-movie.jp

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