英イングランド東部リンカンシャーで、パンダより希少といわれるヤギに赤ちゃんが誕生した。一見すると、何の変哲もない可愛らしい赤ちゃんヤギだが、実は「バゴット」という絶滅の危機に瀕している種なのだそう。
英動物保護団体の推計では繁殖できるバゴットの雌は今、地球上に100頭~200頭しか残っていない。一方、パンダは動物園や保護施設で約250頭が飼育されているほか、野生に1800頭から3000頭が生息しているといわれる。
しかし今回、スタッフの手でこの赤ちゃんヤギたちを保護することはせず、そのまま母親に子育てを任せているという。
バゴットという種は、1389年にスタッフォードシャーのジョン・バゴットが所有していた一群が最初の記録となっているが、正確な起源はわかっていない。この種が英国に登場したのは、1380年にリチャード2世からバゴットへ送られた一群が最初とする説もある。
また、DNA情報によるとポルトガル起源とみられ、イングランドの王族ジョン・オブ・ゴーント率いる軍がポルトガル地方で行った「カスティーリャの戦い」から帰国する際、船で連れてきたとする説もあるそうだ。
■参照リンク
http://www.mirror.co.uk/
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