誕生日やクリスマスなどの贈り物、その"本当の意味"を問いかけるCMが話題だ。
クリスマスや誕生日など、人は誰かに贈り物をし、それを受け取った人は笑顔で感謝する。だけど気に入らないプレゼントだった時は、作り笑いで受け取りながらも、長い間クローゼットや倉庫の中で眠ることも少なくない。でも、もらって嬉しいプレゼントじゃなかったからといって、その贈り主の心が軽視されていいのだろうか?
そこで登場したのが、ペルーのテレビ局<América Televisión>の人気ジャーナリスト、フェデリコ・サラサール。彼はクリスマス前の12月初め、いつものスーツではなく、実にカラフルなセーターを着てニュース番組に出演した。このセーターは長らく引き出しにしまわれていて、着たのはこれが初めてだったという。
普段は冷静沈着なフェデリコの"まさかのイメチェン"に、メディアや人々は即座に反応。"フェデリコのセーター"として、アニメやゲーム、コラ画像の格好のネタにし、からかった。
それから2日後、クリスマスの特番に登場したフェデリコは、カラフルなセーターを着たのは「自分にとって特別な人への感謝を示したかったからだ」と告白。その人とはくだんのセーターをくれた義母のレヒーナさんで、フェデリコは「贈り物の意義は、その中に込められた愛と、それを受け取った人の愛にあるのです」とも語った。
フェデリコのこの告白で、人々の反応は激変。彼をバカにするコメントは謝罪に変わり、メディアやSNSでのカラフルなセーターの取りあげられ方もかなり感動的かつ好意的なものになった。
最後は「大事なのは贈り物の見た目ではない。愛がこもった贈り物は、愛を持って受け取ることです」というメッセージが。プレゼントは"物だけでなく愛を差し出す"行為であることを、うまく伝えたCMだった。
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