【連載:ジャニヲタに訊け!】第3回 ジャニーズのコンサートグッズ豆知識


ジャニヲタにとって、ライブ本編と同様に手を抜けないのが、コンサートグッズの確保です。人気グループはグッズの争奪戦もシビアですから、欲しいグッズをもれなく入手して初めて一息つけるというもの。逆に買い逃したものがあると、敗北感とやっちゃった感で胸がドス~ンと痛みます。では、ジャニヲタはいかにしてグッズをわが手にするのでしょうか?

今回は、ジャニーズのコンサートグッズ豆知識をお届けします。


【ジャニーズの名前は名字で呼ぶ】
売り場のお姉さんに「翔くんのうちわください!」と言っても、"翔くんのうちわ"は売ってもらえません。なんというか、絶対必ず100パーセント「櫻井さんのうちわでよろしいですか?」と言い直されてしまうのです。同様に、「潤くん」 「松本さん」、「ケンティ」 「中島(健人)さん」、「タッキー」 「滝沢さん」といった具合。この「うちの息子になれなれしくしないで」的な突き放し感は、ジャニのグッズ売り場ならでは。ただひとり、Sexy Zoneのマリウス葉(よう)さんだけは、「マリウス」と呼んでも、「葉さんですね?」と言い直されることはないのです。


【チケットがなくてもグッズは買える】
ほとんどの公演ではチケットがなくてもグッズの購入はでき、グッズだけを買いに行くことを"グッズ参戦"と言います。ちなみに、公演に入る人に「購入したいグッズの優先順位」をリサーチしたところ、1位がペンライト、2位はパンフレット、3位はタレントのうちわという結果になりました(※)。


【販売開始は、公演の5~6時間前】
コンサートグッズの販売は、開演の5~6時間前ごろから始まります。13時開演なら朝8時、18時開演なら12時ごろからと、だいぶ早めのスタートです。徹夜でグッズ列に並ぶことは禁止されていますが、始発や夜行バスの到着と同時に駆けつける人も多いので、死んでも買いたいものがあるなら"なる早"で行くと安心。


【グッズは"その日ごと"に用意されている】
無情にも、並んでいるうちにグッズが売り切れることもしばしば。軽く絶望する事案ですが、グッズは"その日ごと"に用意されているので、買い逃してもワンチャンはアリ。ただし、売り切れたグッズは人気が高まるので、翌日分は瞬殺でなくなる可能性が高いです。


【前日にプレ販売があることも】
嵐など人気グループの場合、公演の前日や前々日に会場でグッズ販売のみを行うことがあります。公演当日の混雑緩和のための措置ですが、プレ販売に行けるものなら行っておいたほうが、だいぶ戦はラクになります。


【ペンライトは点灯確認をする】
ジャニーズのグッズは、購入後、不良品以外の返品・交換は受け付けられません。そのため、ペンライトを購入したら入場前にスイッチを入れて、点灯確認するのがマストです。これを怠ると、いざというときライトが点かず涙することも......!


【買ったらすぐに追い立てられる】
買ったグッズを受け取ってモタモタしていると、係員がさくっと追い立てに来ます。なんというか、財布やグッズをしまうスキさえ与えてくれぬほど。「買った人はさっさと帰ってね」ということでしょうが、焦って落とし物などしないよう、とりあえず大きな袋にすべてつっこんでくるのがベストです。


グッズをめぐるあれこれは、悲喜こもごもを孕んだジャニヲタの一大事。
公演が近づくと、グッズの合計金額を出すアプリが出回ったり、Tシャツのカスタムを請け負う人が現れたりと、ビジネスチャンスも生まれます。参考までにペンライトは1500円~、パンフレットは2000円前後、うちわやクリアファイルは各600円です。もし機会があれば、ぜひ手にとってみてくださいね!

※2016年4月9日~10日、ツイッター調べ。(回答数1608)

文/みきーる
ジャニヲタ・エバンジェリスト。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック"女子マインド学"を提唱。著書に『ジャニヲタあるある』(アスペクト)『ひみつのジャニヲタ』(青春出版社)他。 ●Twitterアカウント:@mikiru ●公式ブログ:『俯瞰! ジャニヲタ百景
RSS情報:http://news.aol.jp/2016/05/11/mikiru/