広く親しまれているディズニー/ピクサー映画の中でも日本での興行収入が史上No.1の110億円を記録した人気作品『ファインディング・ニモ』(03)。子供たちのあいだでは「カクレクマノミ=ニモ」という共通のイメージが生まれるほどに社会現象となった。そんな大人気シリーズの新たな冒険と感動を描く『ファインディング・ドリー』が7月16日(土)に公開される!本作の主人公は忘れんぼうのドリーだ。ドリーは3秒もすれば自分が何を言ったのか忘れてしまうという、とってもかわいいキャラクター。そんなドリーの誕生秘話を、アンドリュー・スタントン監督が明かした。
ドリーが"忘れんぼう"であるというキャラクター設定について、アンドリュー・スタントン監督は「金魚は5秒間しか記憶が持たないと言われていたんだ。僕はそれがとても滑稽に思えたんだよ。だからニモの友達にそういう特徴を持ったキャラクターを登場させたいと思ったんだ」と明かし"忘れんぼうのドリー"の誕生秘話を語っている。初めのうちはあくまでドリーは脇役だと考えていたそうだが、ドリーの特徴を色々と考えていくうちに「あまりにも面白かったからもっと大きな役割を与えることにした」とのこと。前作で脇役だったドリーは、ニモと同じく大人気の愛すべきキャラクターとなり、本作ではついに主人公として描かれることになったのだ。
ピクサーと言えば映画の製作に数年をかけて、徹底的なリサーチをもとに映画作りを行うことで有名だ。本作では忘れんぼうのドリーの《家族の思い出》を探す大冒険ということで、記憶に関して深い調査が行われた。その中で、「楽しかった」「悲しかった」といった"感情"の記憶は他の記憶に比べて覚えているということが判明。ドリーにもそんな特徴が反映されているのだ。
アンドリュー・スタントン監督は「ドリーが何もかも忘れてしまっていては話が進まなくなってしまった。そこで何か体験をしたときの感情の記憶は覚えているという特徴に目を付けたよ。ドリーは感情の記憶はあるけれど、詳細は忘れてしまうというような設定にしたんだ」と語る。家族がいないドリーは"寂しい"という感情の記憶とともに、ある日突然両親の記憶の断片を思い出す。ドリーは自分にも家族がいたことを思い出し、ニモとマーリンを巻き込んで家族に会いたいという気持ちから、魚にとっては危険な人間界(=水族館)へと大冒険に出るのだ。
本作の物語のカギは忘れんぼうのドリーの《家族の思い出》。ニモ、マーリン、ドリーは仲良く平和に暮らしていたが、ある日突然ドリーが家族の思い出の断片を思い出したことで、事態は急展開。前作では小さくて可愛かったニモが今度はドリーのために大活躍!しかしドリーの記憶が戻り家族の元へと帰ってしまったら、大親友のドリーとは離れ離れになってしまう...というちょっぴり切なくて大人の心にも刺さる感動作に仕上がった本作。今まで感じたことのない驚くべき冒険と、家族や友情の大切さを描いた感動のストーリーをぜひ劇場で目撃してほしい。
映画『ファインディング・ドリー』は7月16日(土) 全国ロードショー
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■参照リンク
映画『ファインディング・ドリー』公式サイト
Disney.jp/Dory
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