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5度目のノミネートで悲願のアカデミー賞受賞!レオナルド・ディカプリオのこれまでのノミネート作品をおさらいしてみた

2016/04/30 12:30 投稿

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俳優として5度目のノミネートで悲願のアカデミー賞主演男優賞を獲得したレオナルド・ディカプリオ主演『レヴェナント:蘇えりし者』が大ヒット公開中だ。ディカプリオがハンティング中に瀕死の重傷を負った上に、仲間の裏切りで目の前で息子を殺された復讐心をその胸に宿す主人公を熱演。65年ぶりの快挙となる2年連続のアカデミー賞監督賞を受賞したアレハンドロ・G・イニャリトゥが監督・脚本・制作をつとめ、日本が世界に誇る音楽家・坂本龍一の映画音楽が圧巻の映像とストーリーを見事にまとめ上げる注目作だ。20年以上に渡ってキャリアを積み上げ、多くの人びとから賞賛を集めているディカプリオだが、このゴールデンウィークには、彼の歴代出演作と共に、磨き上げてきた彼の演技を改めて見直してほしい。


本作の舞台は、19世紀アメリカの広大な未開拓の荒野。狩猟中に熊に襲われ瀕死の重傷を負ったハンターのヒュー・グラス(ディカプリオ)は、狩猟チームメンバーの一人、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に見捨てられ置き去りにされてしまうばかりか、愛する息子を殺されてしまう。"生きる"という純然たる意志だけを武器に、グラスは大自然の脅威なか、厳しい冬の寒さに耐え、交戦中の部族の熾烈な襲撃を交わし、フィッツジェラルドに復讐を果たすため、約120キロの容赦ない旅を生き延びなければならない。

ディカプリオといえば、97年の超大ヒット映画『タイタニック』で日本でも一気に人気を爆発させ、18年を過ぎた今でも変わらぬ人気を持つ、不動のハリウッドトップスター。抜群の演技力でアクション映画からヒューマンドラマまで、幅広い作品に出演して数々の作品をヒットに導いてきた男だ。

彼が今までにアカデミー賞の俳優部門でノミネートされたのは4回。



ジョニー・デップとの共演作で、知的障害を持つ少年を演じた『ギルバート・グレイプ』(93)でキャリア初のアカデミー賞助演男優賞にノミネート。初受賞には至らなかったものの、その演技力を世界中に印象づけた。



それから11年後、『アビエイター』(04)でついに主演男優賞にノミネートされるも、受賞には至らず。






以降、『ブラッド・ダイヤモンド』(06)、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(13)でもそれぞれ主演男優賞にノミネートされたものの、受賞はなかった。その人気と演技力のためにファンは増え続け、彼のアカデミー賞受賞は彼だけでなく、いつしか世界中のファンの悲願となっていった。


ディカプリオは、本作で5回目のノミネートにしてついに念願のアカデミー賞を受賞した胸中を、「賞のために俳優業をやっているわけではない」と言いつつも、来日した際には「家にオスカー像があることはとても嬉しい。友達も見せてくれと訪ねて来てくれるんだ」と語り、喜びを隠し切れない様子を見せた。世界中のマスコミがこぞって彼の授賞式の様子を取材し、ネット上でも「おめでとう」「嬉しい」といった様々な祝福の声があがるなど、その盛り上がりは社会現象となった。

彼のオスカー初受賞を支えたのは、やはりリアリティにこだわった圧巻の演技・撮影によるところが大きいだろう。氷点下の気候にもかかわらず裸になり、極寒の川にもダイブ。感染症の危険をはらんだ動物の生肉を食らうシーンにも体当たりで挑み、俳優としての圧倒的な凄みを見せつけてくれる。

ゴールデンウィークは是非とも、家でゆっくり彼のキャリアを見なおして、その集大成とも言える本作を劇場で目撃して欲しい。臨場感を極めた圧倒的なスケールの映像と、ディカプリオの鬼気迫る演技で描かれる、親子の深い愛とそこから紡ぎだされる奇跡のサバイバル。唯一無二の鮮烈且つ、壮大な映画体験がここにある。

映画『レヴェナント:蘇えりし者』は絶賛公開中!



(C)2016 Twentieth Century Fox

■参照リンク
映画『レヴェナント:蘇えりし者』公式サイト
foxmovies-jp.com/revenant/

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