海外ではたびたび話題になる「日本で財布を落としても交番に届けられる」という話。実際、日本国内で貴重品を紛失した場合、近くの警察や交番に届けられ所有者の手元に届けられる確立は72%、その中で現金は2700万円にも及ぶ。この事実は海外では衝撃の数字として受け入れられているという。「Dropping The Wallet In JAPAN」と題された実験映像が裏付けるように、多くの日本へ訪れた外国人が日本でも財布紛失際に届けられた想い出を語っている。
https://youtu.be/t56YVMBDISk
ネット上では、このビデオを見た外国人から、かつて日本で貴重品を忘れたりなくした際に本人の元に戻ったという話がいくつも書き込まれている。
「博多駅で定期を落とした、何時間も半泣きで探したんだけど、駅の忘れ物取扱書にあったんだよ。清掃係の人が見つけてくれていた、本当に嬉しかったし今でも忘れられない。他の国ではありえないことだよ」
「新幹線で財布をなくした時に、ホテルまで宅急便で送ってくれたことがる。それも全く違った方向にあるホテルにだよ。運よくひとり旅じゃなかったし、鉄道パスだけは財布に入れてなかったから財布が戻るまでは友達にお金を借りて待つことができた」
「スウェーデン人のブロガーの話で、東京でバッグをカフェに忘れて数時間後に戻ってもそのままそこにあったって。財布じゃないけどこれも凄い話だよ」
「日本に5年住んでるけど大概のものは戻ってくるね、日本人の凄いところ」
「初めて日本に行った時、ギターを買ったんだけど、他で買い物したものを置き忘れたんだ。駅まで500メートル位の距離を、店の人が僕を追いかけて持ってきてくれた」
日本人でも何度かは紛失したものが戻ってきたという経験や、うっかり置き忘れて来たものが残っていたという経験はあるかもしれないが、中には海外でも良心的な人はたくさんいるという意見もある。
「確かに日本は素晴らしいけど、わりとどこでもある話じゃないの?若い時に7000ドル入れた財布を落としちゃったんだけど、アフリカ系のアメリカ人の男の人が拾ってくれて返してくれた。彼は謝礼を受け取らなかった、ダラス空港での話」
また日本で物を盗まれた友人がいるという外国人からは「傘を3回盗まれた、あとキックボードもね。昔ほど安全ではないかもしれないよ」という声も寄せられている。日本での紛失物届け出の話題は海外でも紹介されているが、傘を盗まれたり自転車を盗まれたりということは日本でも多々あることなのでやや過大評価という印象もある。それでもなお日本で財布を落としても届けてくれる善意の人がいることは、誇らしいことであるのは確かである。
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