"事件"を止めないと同じ時間を繰り返す"リバイバル"という特殊な現象に巻き込まれる主人公が、18年前に起こった小学生連続誘拐殺人事件の真相を暴くために奔走するミステリー映画『僕だけがいない街』。主人公・悟役の藤原竜也と、悟に手差し伸べるヒロイン・愛梨役の有村架純にインタビュー。人気原作の映画化への想いや初共演の感想、そして「もう、クズ役は終わりにしたんですよ(笑)」と語る、藤原さんのホンネ(?)も飛び出した!?


――出演が決まった当初、原作にすごく惹かれたそうですね。

藤原:僕は普段マンガをあまり読まないので、原作を初めて読んだ時は、「こんな面白い作品を知らなかったのか!」と、損した気分になりました(笑)。計算されたストーリーは一気に読めてしまい、子どもの頃の懐かしい思い出を自己投影までしてしまいましたね。何かが心に残る作品で、実写化は難しいとも思いましたが、完成した映画を観て監督はさすがだなと思いました。

有村:わたしも読む手が止まらなくなり、すごく切なくなりました。でも小さな幸せがたくさんつまっていて、観ていて大事にしたいなと思うような作品でした。

――ちなみに今回、藤原さん演じる悟は全力で愛梨を守るので、"クズ役じゃない"とSNSで話題になっていますね。

藤原:もう、クズ役は終わりにしたんですよ(笑)。今回は架純ちゃんと普通の役柄で共演できて、とても楽しかったですね。全体で三週間ほどの撮影期間でしたが、役柄としては、僕は架純ちゃんほど大変じゃなかったと思います(笑)。すごく楽しめた現場だったんですね。僕にとっては、新鮮な現場でした。


――今回、初共演ということで、それぞれの印象を教えてください。

藤原:毎日の撮影が楽しかったです。蚊がいっぱいいる現場で、架純ちゃんがお姉さんのように蚊を払ってくれて(笑)。愛梨同様、現場でも撮影中でも引っ張ってくれて、隣に彼女がいるから頑張れた。素敵な空気と言うと失礼かもしれないけれど、周囲を和ませてくれる素敵な女優さんだなと思いましたね。

有村:藤原さんは、いつの間にかすっと入って来てくれて、そのことで緊張がほぐれて、ヘンに頑張らなくてもいいのかなという安心感をくださいました。だから、藤原さんのおかげで、わたしも自然体でいられました。でも、本番になるとオンオフの切り替えがすばやくて、すごい方だなと思いました。

――また、子役たちの演技も素晴らしかったです。

藤原:輝いていますよね。彼らが主役と言ってもいいくらいに。現場でも必死にしがみついてきていましたよ。この映画に大きな温かさを入れてくれて、すごい力だったと思います。原作を見て感じた懐かしさ、温かさが出ていたので、素晴らしいなと思いました。

有村:わたしもすごく惹き込まれました。とても素晴らしいお芝居で、地に足がついているような、いわゆる子役ではなく、普通の役者さんとしてわたしは観ていました。

――最後に、原作ファン、映画ファンをはじめ、作品を待っている皆さんに一言お願いいたします。

藤原:大人気マンガ原作の実写化ですから、当然いろいろな意見があると思いますが、素晴らしい作品に仕上げていただいたと感じています。一人でも多くの方々に観ていただきたいですね。一緒に謎解きをしながら、物語を楽しんでもらえればと思います。

有村:原作の世界とは違う世界になっていて、その通りにすることは難しいと思いますが、でも精一杯のことは皆で頑張ってやりきれたと思うので、期待して観てほしいです。


映画『僕だけがいない街』は、大ヒット公開中!



■参照リンク
映画『僕だけがいない街』公式サイト
wwws.warnerbros.co.jp/bokumachi/

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