ベストセラーが原作の映画『帰ってきたヒトラー』(原題:『Er ist wieder da』)が、6月よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国順次公開されることが決定し、予告編が解禁された。
https://youtu.be/e7TBg17HyOk
歴史上〈絶対悪〉であるヒトラーが現代に甦り、モノマネ芸人と誤解されて引っ張り出されたテレビの世界で大スターになるというあらすじの大胆不敵な小説が、2012年にドイツで発売。絶賛と非難の爆風をくぐり抜け、国内で200万部を売り上げ、世界41カ国で翻訳、権威あるタイムズのベストセラーリストでも堂々NO.1に輝いた問題小説である本作が、まさかの映画化!ドイツではディズニーの大ヒットアニメ『インサイド・ヘッド』を抑えて第1位を獲得した。
到着した予告編に映るのは、モノマネ芸人と思われ、誤解が誤解を招き、一躍"時の人"となるヒトラー総統の姿だ。テレビやインターネット、あの時には存在しなかったモノで皆の心をわしづかみにする彼に、最初は笑っていた人々も次第に惹きつけられ、その眼差しは羨望へと変わっていく...。戦争体験者の老女だけがその恐ろしい正体を見破るも、「民衆の望む世界の実現」をするべく、ヒトラーが爆走していく姿はおかしくも恐ろしい。
主役を演じるのは、リアリティを追求するために選ばれた無名の実力派舞台俳優オリヴァー・マスッチ。ヒトラーに扮した彼が街に飛び込み、実在の政治家や有名人、果てはネオナチと顔を合わせるというアドリブシーンを盛り込んだセンセーショナルな展開と、原作とは違う予測不能な結末は一大ブームを巻き起こした。第二次世界大戦から70年が経ち、全てが変わった現代社会で、あの頃と変わらぬ思想とともに生きる男が繰り出すギャップに笑い、かつて熱狂的に支持された、誰よりも愛国心に富んだそのまっすぐな情熱に惹かれ、正気と狂気の一線を見失う現代の民衆の危険さ―。モラルと背徳の狭間ギリギリの危険なコメディ、スクリーンの前で笑っているあなたの足元がグラつく。
不謹慎なコスプレ男?それともモノマネ芸人?ヒトラーの姿をした男が突如街に現れたら--。リストラされたテレビマンに発掘され、復帰の足がかりにテレビ出演させられた"ヒトラーそっくり"の男は、長い沈黙の後、とんでもない演説を繰り出し、視聴者の度肝を抜く。自信に満ちた演説はかつてのヒトラーを模した完成度の高い芸と認識され、過激な毒演はユーモラスで真理をついていると話題になり大衆の心を掴み始める。しかし、皆気付いていなかったのだ。彼が70年前からタイムスリップしてきた〈ホンモノ〉であることを。そして、天才扇動者(アジテーター)である彼にとって、現代のネット社会は願ってもない環境であることを。
映画『帰ってきたヒトラー』はTOHOシネマズ シャンテ他にて全国順次ロードショー
ⓒ2015 MYTHOS FILMPRODUKTION GMBH & CO. KG CONSTANTIN FILM PRODUKTION GMBH
■参照リンク
映画『帰ってきたヒトラー』公式サイト
gaga.ne.jp/hitlerisback
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