ライブの日の持ち物の用意をしている。ぶうです。
 
どれくらいぶりだこの作業?
 
忘れ物をしそうで怖いなー
 
でもまぁちょっとくらいの忘れ物ならいっか(笑)
 
1番大切な「ライブへの気持ち」を忘れてなければよ!
 
 
そんな感じで、
 
ぶうさんの心のエネルギーはすでにフル充電(むしろ過充電!笑)で溢れだしている。
 
ライブには魔法の力があって、
これは言葉の上での過剰な比喩表現とかではなく、
仮に「魔法」と言う言葉が指すものが、
超常的な、普段であれば我々がおよそ使うことのできない「常識外れの力」だとして、
 
それがライブ中には間違いなく存在する。
 
たぶん現代の科学ではまだ解き明かされていない、
人間の脳の秘められたパワーに違いない。
 
人間は精神によって肉体を支配し、
時に不可能を可能にするのだ。
 
例えば、
敬虔なキリスト教徒が深い信仰心の果てに、
無意識で脳の機能制限を解除し肉体を操作し、
キリストが処刑された時と同じ(と本人は信じている)場所に、
触れてもいないのに傷を作り血を流す、
スティグマの発現の様にだ。
 
 
ここで敬虔なライブ信仰の持ち主であるボクが、
1つ小さな魔法を予言してみよう。
 
 
ボクは今歯が痛い。
 
困ったことに単純な虫歯ではなくて、
たまに陥る持病みたいなもんで、
「極度の噛み締め」から来る神経過敏だそうだ。
 
もう慣れたもんだが、
体調管理は△。
 
悔しいかな明日ステージに立つ上ではプロ失格とも言える。
とても万全とは言えない状態なのだ。
 
だが、
 
文章にしてたった一行の時間経過で自らの言葉を「嘘よねーん」とひっくり返して、
ここで断言しよう。
 
 
歯が痛むだとかそんなのは、
まったく、微塵も、
これっぽちも問題が無い。
 
万全だ。
 
心がしっかりライブに向かっていれば肉体の状態などは何の枷にもならない。
 
 
明日ステージに立って、
爆音の中で照明を浴びれば、
立ちどころに身体の痛みなどは消え去ってしまう。
 
 
それがライブの力。
 
 
明日は久しぶりにライブハウスのステージに立って歌える。
 
嬉しい。
 
 
残念ながらお客さんのいない配信ライブだが、
どうも前回ステージに立ったのが三月の事らしいので、
そりゃあテンションもぶち上がるってもんだろう。
(久しぶりにもほどがあるだろうがっ!!)
 
 
無観客配信ライブは人生で二度目。
 
一回目は高田馬場クラブフェイズから。
 
 
無観客配信。
 
目の前にいないオーディエンス、
お茶の間で平熱のまま(だと、極端な話オレは思ってるよ)見守る視聴者。
 
どうやって言葉を伝えたらいいものか、
 
「目の前にいるつもりで?」
それとも
「見えないカメラの向こうに向かって?」
 
どっちをやってもそこに「嘘」が生じる気がして、
「とてもいつも通りのライブなんて出来やしないだろう」と思って、
その時は「ひたすら茶番をやる」と言う、
演劇作品的な見世物を楽しむ事にしたわけだが、
 
どうせ同じ事をやっても(誰よりもまず自分にとって)面白くないので、
 
明日はライブの魔法の力を信じる事にした。
 
 
誰よりも「いつも通りのライブをしたい」ボクラだし、
 
みんなが「いつも通りのライブに行きたい」と強く願っていることも信じているから。
 
 
明日は1つ賭けに出る。
 
 
みんなの肉体はモニター画面の前にありながら、
その精神だけはボクの目の前のフロアーにやって来ることができる。と。
魔法の様に魂(または精神体)だけを抽出し召喚できると。
 
そう信じてやってみようと思う。
 
 
失敗すりゃあそれこそが茶番だ。
 
 
それを相互に信じる事で、
きっとそんな夢の様な話が実現することもある。
 
俺は明日、
ウエストに召喚されるみんなの精神体相手に歌を歌うぜ!
 
 
無観客配信なんてよー
 
そこまでの気概でやって初めて、
「嘘のない」「いつも通りの」ライブにできるんじゃないだろうかねー。
 
(まったくどうしょうもねー世の中だ)
 
 
観客に「楽しみ方を強いる」のはボクの悪癖の様に言われがちだが、
俺がこう言ってるからにはみんなもそのつもりで見てもらえないだろうか。
 
料理をしながら、
夕飯をたべながら、
風呂に入りながら、
まして他のライブや動画を観ながら?(そんなんある?信じ難い)
 
そんな「ながら」じゃなく、
 
ちゃんとライブハウスのフロアーに心を飛ばしてみて欲しいもんだ。
 
 
少なくとも、
こんな考えでライブをやっている俺が歌っている間だけは頼むぞ。
(他のハンドの配信などは好き好きに、配信だからこそのスタイルで楽しんだらいいんじゃねぇかな?笑)
 
 
正直明日のライブはその配信システムの性格上、
対バンイベントだとも思ってないし、
(悪いけど)毎年ボクラの夏を捧げてるクラッシュだとも思ってない。
(俺たちのクラッシュオブモードを返せ!)
 
ただ、ボクラにウエストのステージで歌う機会を与えてくれたことには本当に感謝する。
 
なんへウエストはボクのスーパーホームグラウンドだ。
 
言わばパワースポットだ。
 
3ヶ月以上のブランクがなんだ。
(体力は衰えたかもしれんが最近しっかりとスタジオ練習をしたので歌は大丈夫!)
 
ウエストではいつも最高のライブができてると俺は思ってるんだがどうよ?
(ウエストじゃなくてもいつだって最高のライブをしろよな!笑)
 
だから明日もちゃーんと、
久しぶりの「ライブ」ができるはず!
 
 
明日のウエストで行う
「オーディエンス召喚魔法実験」は、
皆さんの声がボクに聞こえたら成功です。
(魂で叫び踊れ!)
 
 
 
てなわけで、
 
みなさんも今から
「ライブに行く準備」
をお願いします。
 
何を忘れても、
「あの頃の心の準備」
をしっかりと。
 
 
明日ウエストで会いましょう。