故郷ツアーセミファイナルまで終わりました。
さすが青森に集まった野郎共!とでも言いますか、
振り乱す頭もいつになく気合い入ってましたし、
いい声が出てました。
これも前日の仙台が火をつけたとこあるんじゃないかと思います。
東北熱いですね。
えんそく第二の故郷仙台は流石の盛り上がりで、
あぁ、もっと定期的に来ないと!と思わされましたし、
こうやってツアーらしく回を重ねるごとに熱が上がっているのとてもいいですね。
新曲達も少しづつ育ってきてます。
1番行くことの少ないレア公演の山梨では、
まさに少数精鋭って感じでね(笑)
なんか故郷ツアーの醍醐味を1番感じました。
ミドのベースボーカルなんて二度と聴けないんじゃないの?
かわいらしかったよね。アル中のおじさんだけどアイツ声はかわいいんだ(笑)
地方編の初日だった横浜は、
会場の天井が鏡張りだったのが非常に印象的でね。
見上げるとみんなの上げた手がぶわぁーっと、
でも1人1人の顔は見えないんだよ。
それが一種の地獄の光景の様でいて、
でも美しくて、何度か見惚れてしまっていました。
まぁ幕が閉まってても鏡でステージ丸見えだったのは困ったけどね(笑)
それも含め、SIN君が加入してくれてその故郷のワンマン。とてもいい思い出。
初日WESTは先行リリースワンマンで、
みんなの前で大槻ケンヂさんの歌詞を自分の曲として初披露するって体験が、
うまく言葉に表せないんだけどさ、
「高い山の頂を目指す途中、いつも山道から見上げる木々の向こうに見えていた山腹の見晴らし台」
そこにたどり着いて眺めた景色みたいな。
「ついにここ(見上げてたあそこ)まで来たか」って感覚。
ずっと忘れないと思います。
13年、遠足を続けて、
歩き続けてきたこの山道。
楽しいばかりでどこに向かっているのかさっぱりわからないんだけど(笑)
今まで見えなかったこの山の頂、
遠くにある高みもそろそろ見えてくるのかな?
(赤坂BLITZなんて途中にあった丘だよ)
故郷ツアー、
ちゃんと先に繋がっていくだろうか。
えんそくはバンドとしてまだまだ上に行きたいんだよね。
いよいよ次はファイナル大阪。
心斎橋VARON。
人はV系バンドをまるで宗教の様だなんて言いますが、
もしも「えんそく」を1つの宗教とするならば、
まずは本拠地の中野。
そこに始まり、
最初の地WESTと節目の勝負所EASTのある渋谷、
そして1度世界を終わらせたメギドの丘(ハルマゲドン)赤坂BLITZ。
東京には縁の会場が数多くあります。
が、
「西の聖地」として、
大阪「心斎橋バロン」は超重要な場所ではないでしょうか。
今年は世界が終わるはずだった1999年から20周年。
なんと筋肉少女帯が凍結したのも1999年とのこと。
なにか運命めいたものを感じますよね。
そんなところで生み出された、
今回の筋少カヴァーを含む新譜「僕の宗教へようこそ」。
この作品は全曲を通して「帰ってくる終末」をテーマに物語が描かれています。
が、
そのテーマは今に始まったことではありません。
1度、赤坂BLITZで華々しく終わった物語。
「狂い咲きハルマゲドン」
そう名付けられた1連の活動、
東西12ヶ月連続ワンマンとゆうがあったんです。
(その頃発売したミニアルバム「えんそくの大予言」。同じようなテーマでやってただけあって今回の新譜と合わせて聴くとベストマッチな感じですよ!オススメ!)
あぁ懐かしの12ヶ月連続。
東の会場は、癒着のホーム
「高田馬場クラブフェイズ」
ここが言わばえんそく教、ゴルゴダの丘。
知らない人もいるでしょうがね。
だってボク、ここで1度死んでいるんですよーははは。
銃弾に倒れてねーさすがのボクも死にました。
魚座のぶうさんご逝去。
しばらく死んでたから白い三角の頭につけてたもんなぁー(笑)
そして西の会場こそが、
「心斎橋バロン」
あぁ思い出されるなぁ感動の奇跡。
ここでボクは蘇り、
新しい水瓶座のぶうさんとして再誕したのです。
うん?
あぁ、知らない人は何言ってるかさっぱりか?
だな。
まぁいいよ。
とにかく。
人は1度死んで蘇ると言う奇跡を通ると、
神の言葉を伝える「聖人」になります。
そうゆう意味ではボクは「聖人」となったわけなの。
聖人ぶう。
あの1999年、夏。
中学生のボクが待っていた「空から降る何か」に、
見捨てられたこの世界線に、
えんそくが狂い咲かせたハルマゲドン。
その狂い咲きハルマゲドンの聖地「心斎橋バロン」。
またあの頃と変わらず同じ様な歌を歌ってるボクが帰還しますよー。
そしてこれはあの時果たせなかった「恩返し」の公演でもあるわけだね。
故郷ツアーファイナル心斎橋バロン。
お世話になった会場をパンパンで盛り上げられたらいいなぁ。
どうぞみなさんでお越しください。
バロンがぶっ壊れるくらい楽しみましょう。
さて、長くなりましたが最後に。
最近ボクが考えていること。
今年はあの終末から20年であると同時に、
えんそくが14才の誕生日を迎える年でもあります。
つまりバンドとしては中学2年生にあたるわけですね。
どこかのMCでも言いましたが、
「中二病」と言う言葉、病名は、
「中学2年生以下の者には該当しない」
自分は他の人とは違う特別な存在である、
そうありたいと願う自我の芽生えから来るブレーキの効かない盲目ゆえの勢い、
多くの人が幼い頃には持っているその、
「大人になり世界を知ると共に段々と治まってくる」はずの症状を、
14才になった後も持ち続け燃やし続けられる者だけに与えられる称号。
そうゆう意味では、
えんそくがやっとバンドとして本当の意味での「中二病」を始められるのは今秋からってことになります。
ボクラはボクラであり続ける為に、
世界から遮断されたボクラだけの物語を描き続ける熱量を維持しなければいけない。
それができるのか、
ちゃんと終わらない青春で、
永遠の中二病を患い続けられるのか。
それが試される14周年に向かっているのだと思います。
でも、ここに来て本当に良い物語が、
ちゃんと良いCDが創れたと自信を持ってんですよ。
いいバンドだなぁえんそくは。って。
だからボクはこれからもずっと、
夜の霞の中で濃いい物語を書いていけたらなと、
照れくさい言葉だけど、
「作詞者」として、
中二病の詩人として突き進んで行きますね。
まぁ、バンドのフロントマンとしてはさ。
良くよ悪くも色々な意味でも(笑)丸くなりましたがね。
(でしょう?笑)
そう自分でも思いますよ。
それってのはまぁ「自分とは違う感性の人もえんそくを楽しんでくれるんだなって想像力」を養えた、つまり優しくなった(?)てのもあるし。
それだけじゃなくてさ、
13年やってようやく下々の者が見えなくなったと言うか(失礼!笑)
自分の為に歌う時間を大切にできるようになってきたんですね。
(なんか難しい言い回しですね…)
歌うことが気持ちいいぶんだけ、他のことに気持ちや時間を割かなくなったんだな。
そんなボクを見て「ぶういいぜ!」ってなってくれてるのもちゃんと伝わってきてる、受け取れてるしね。
ホント、ライブ中あまり怒らなくなったもの(笑)
…おい!てめぇら!
最前列入るなら覚悟決めろバカ!
そこは柵にもたれかかって色恋営業バンドの繋がりみてぇにうっとりする場所じゃねぇんだよ!!
色んな考え、色んな楽しみ方があるのは承知の上で言うけどなぁ!!
「最前列がぬるいバンドなんてダセェ!」って「俺の」思想をなんで理解して体現してくんねぇんだよ!!
てめぇは俺の敵か?あ?
「そんなことなら場所変われ」って思ってる活きのいい過激派が手前ぇのうしろで見てんじゃねぇかおい!?(笑)
だからぁ!俺はフリがわかんないとかそんなことまったく問題にしてねぇって言ってんだろ!
前に来たなら気合い入れて楽しんでる姿見せて下さいよー!それしかねぇだろ!
なぁ!だってボーカリストは客席の1番後ろに気持ち飛ばしてる時が1番カッコよくないか!?
俺はそう思うからさぁ!
それを俺が安心してできるようにさぁ!
置き去りにしたって!1番近くで勝手にえんそくを楽しみまくれる奴になって傍にいてくれよ!!!
とかね(笑)
そんな賛否ありそうな本音を大声で言ったりしないもんね(笑)
世の中には自分が言われたわけじゃないのに、自分が言われたみたいにヘコんだり、
(あ、上のやつは青森のライブの話しじゃ、断じてないからね!!)
自分が言われてんのに気付いてんのか気付いてないのか、私のことじゃないから私は関係ないよーって全然刺さらなかったり、
俺が思った通りになんてホント上手くいかない。
そういやそれに悩んだ時期も確かにあったような気がするわ(笑)
でもそんなことに「楽しいだけでいい」はずのライブの時間を殺いでいられないよね。
だから俺、
これからも見た人がうっかり楽しくなり過ぎちゃって爆裂しちゃうように、
すげぇライブを楽しむよ。
色んな奴の、
とりあえずは色んな楽しみ方の、
色んな笑顔を浴びるのも気持ちのいいんもんだ。
みんないつも楽しんでくれてありがとうね。
長くなったけど、
これを今最後まで読んでくれた君。
向いてるよ。
俺と言う人間が君には(笑)
さらなるありがとうを貴方に!
故郷ツアーファイナル、
追加公演、
そしてその先のイベントライブ、
大勝負の14周年イースト。
この先もまだまだ楽しもう!
よろしくお願いします!!
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