ギザギザで真っ黒な木々のシルエットが、月明かりで薄明るい曇り空を挟み込んで、
まるで闇を裂きながら進んでるみたい。
ポエマー。ぶうです。

「入院したい。月の病院。」

ってヤバくないですか?

中二病をこじらせて構築した世界観の上にすんとすまして立ってる人大好きなので、
ビックリするくらいニヤニヤして最高に好きだなと思いました。


あ、すまん。

全然リフリッチ関係無い話で始まっちゃった(笑)





てことで、

夜を追いかけるようにボクを乗せひた走る東京行き、
高速道路でVロックを睡眠学習中にふと覚醒した日付変更線付近。

やっぱり最高の組み合わせのツーマンで、
リフリッチメンバーの香水の残り香がふわりと感じられそうな心地好い余韻があります。



昨日ボクは久我くんを「アーティスティク」と評しましたが、
きっと彼もまた
「中二病をこじらせて構築した世界観の上にすんとすまして立ってる」んだと思います。

だから大好きなのかなと。

ただその上で、
研ぎ澄まされ選び抜かれた味覚と視覚言いますか、
「中二病」なんて芋臭い言葉が似つかわしくない程、洗練された味付けと装飾に今夜も乾杯って感じです。

(ボクはきっと中二病を色んな具材と一緒にぐつぐつ熱々に煮詰めまくってるんでしょう)



This is a 大計画。


ボクの知る限りではこの業界で有数の贅沢なイベントです。


知る人ぞ知る(最近は少し世間にバレてきた?笑)老舗のちゃんこ屋の「極上ちゃんこ」と、
正装で臨まないと申し訳無くなる程、いつでも特別な日へ誘ってくれるフレンチの「極上フルコース」。

この2つが、
こだわりオーナー同士の店の味が、
同じテーブルで味わえる極上の夜。

とうでしょう?

今の我々のアリス衣装も合間ってか、
ステージ上はとてもよく混ざり合って「おあつらえ向き」だなって感じだったんですが、
客席はどうでしたか?

ボクは
「ワンマンみたいなアットホームさ」だな。
とにんまりでした。

リフリッチのメンバーも同じようなことを思ったんじゃないかと思います。
(そうだといいなぁと。)

「普段ちゃんこばっか食ってるのにうちの店の味をちゃんとわかってくれて嬉しいな」ってセクシーなオーナーシェフが厨房ではにかんでると。


だって、

ちゃんこ屋のオーナーもさ。

「あーこの子達フレンチに舌鼓を打つに相応しいお洒落してきてるんだろうけど、うちのちゃんこハフハフ食って汗だくの笑顔になってくれてんなー」

なんて嬉しかったものねぇ。



何度でも繰り広げられるこの極上のコラボレーションですが、
今回はえんそくの衣装タームがうまくかち合ったのもあり、
ちゃんこ鍋の中にフレンチの風味を見い出して頂けるような具材選びをしたつもりです。

装いの違いを飛び越えて客席も混ざりあっていたと信じています。

(たまにうちのちゃんこ屋にもフレンチ向きの格好で通っている人がおりますから、どうぞいつでもお好きな格好でお越し下さいね。無関係に汗だくにしてあげますから。笑)



リフリッチはさ、
ホント素敵なバンドだから、
色々な奴らが彼らとツーマンをしたがるだろうし、
実際に色々な組み合わせでツーマンが企画されてるだろうけど、
ウェンディが他のバンドとのツーマンの時に盛り上がってたらボクは嫉妬すると思うな。

「意外とあの芋いえんそくとの組み合わせが一番おいしい!」

なんてウェンディ達が思ってくれるといいなぁ。



全然別物の2バンドだけど、
それぞれに確固たる「モノサシ」を持ってる二組だから、
似てないのに並べて整合性を感じられる。

そんな良き関係だと思いますボクラ。



実はえんそくメンバー全員が余所のバンドの全員とこんなに仲良しなのってリフリッチくらいじゃないかな。
(後は例の「行列のできる病み付き激辛カレー屋」のとこかな。)

おかげさまでボクラのシーンの中での認知度も向上して、
秋にはボク念願のツーマンツアーが開催され、
5組のバンドとツーマンができることになって凄く嬉しいんだけど、
(途中に乱入してきたそこ「待望のカレー屋との直接対決」もありますな。)

今回はまるで特別にその前哨戦をやってくれてるかのようなお馴染みリフリッチとの東西ツーマン。

本当にありがたい。

東京編もとっても楽しみです。









にしてもさぁ。

やっぱ言葉に出していく事って大切だね。
言霊が宿るのかねぇ?

「ボクはツーマンが好きだ、ツーマンばっかりやりたい!」

なんて方々で言ってたら、
ついこの前までは身内以外ではホントにリフリッチくらいしか相手にしてくれなかったボクラえんそくなのに、

先日のリビジョンとの異種格闘技戦から始まり、
今回のリフリッチ、
主催ツーマンツアーのハイジ、ジンマ、ミックス、ジン、シビレ、
そしてクリスマスのアルルカンと、
次々に決まってあれよあれよとツーマンばかりの生活に突入ですよ。

いやぁー嬉しいなぁ。

楽しいなぁ。

どのツーマンもそれぞれに極上の味に仕上げたら、
きっとみんな本店もご来場頂けるはすと信じている。

ツーマンならきっと届く。

戦いの日々を経て、

来年1月7日のリキッドルームワンマン。

イーストの光景がご祝儀ありのまぐれなんかじゃなかったと、
ボクラの成長が本当に証明されるのはその日なんじゃないだろうか。



ちゃんこ屋大好きの愛しの諸君。

ボクラはこれからも君たちがよだれを垂らしてがっつきたくなる鍋を作り続けていくので、
世の中がこの味に気付くよう共に戦って下さい。

貴方の汗だくの笑顔が、ボクラの価値を何よりも証明する。



そんなわけで。

昨日も来てくれて本当にありがとう。

(なかなか来れなくても応援し続けてくれてる、そんなありがたい君も、本店で待ってる!)




車に揺られ音楽に溺れるようにちょっと寝たのがよかったのかな?


なんだか今夜は
「バンドをやってて最高に幸せだ」
って気分です。