無理やり楽しくしようとしても、元気が出ない日は必ずある(経験談)。友だちとけんかしちゃって、外出する気分じゃない。会社でいやなことがあって、何もしたくない。お財布落としちゃった。彼氏に浮気されちゃった。そのような形で迎えた週末…、

 

「もうこんな人生いやだ!」

 

…そんなときは無理して気分転換せず、思いっきりドロドロとしたほうが良い、と私は思うのである。

よく、世の中では「全力で楽しめ」という風潮がはやっているだろう? それと同じで、「全力で落ち込め」ということさ。

今回紹介するのは、そんな状況にうってつけのドロドロ本。全部で4冊紹介する。読了後、少し人生に絶望するかもしれない。だが、小説内の話であるし、そんなドロドロの境遇の主人公たちより、「私の状況のほうがマシじゃないか、ふはは!」と笑って立ち直れるかもしれない。

覚悟はいいか。それでは、始めよう。

 

全力で落ち込めるドロドロ系小説

 1.乙一 『seven rooms』

 

 

みなさんは、乙一という人物を知っているだろうか。乙一は、17歳という若さでデビューした小説家である。今回紹介する『seven rooms』は、とある兄弟が誘拐され、7つある部屋の一つに監禁される、というストーリーだ。

『殺人鬼の放課後 ミステリーアンソロジー 第2巻』もしくは『ZOO1』に収録されているから要チェックだ。

 

2.久生十蘭 『海豹島』 

 

 

久生十蘭とは、歴史物からホラー、ユーモアものなど多様なジャンルの作品を書く小説家だ。そんな彼の作品の中でも、『海豹島』というものを薦める。

上の『定本久生十蘭全集 第3巻』に収録されており、なお、青空文庫でも読むことができるぞ。

 

3.平山夢明 『独白するユニバーサル横メルカトル』

 

 

ホラー小説家である平山夢明が書いたこちらの小説は短篇集なのだが、一つ一つの話を読むごとに、体力が奪われていくのを感じるだろう。というのも、個々の話が個性的、かつ非日常の詰め合わせなので、脳みそが悲鳴をあげる。

しかし、同時に惹きこまれていく内容でもある。2007年には「このミステリーがすごい!」第一位を受賞した、お墨付きの一冊だ。要チェックである。

(でもちょっぴりグロテスクな描写もあるので、苦手な人は気をつけてね)

 

4.ダレン・シャン 『デモナータ』

 

 

みなさんは「ダレン・シャン」という作者、または小説を聞いたことがあるだろうか。一昔前にとても有名になった作品である。そんな彼が次に書いた作品が『デモナータ』という10巻完結の小説だ。

ちなみに私は6巻で耐え切れなくなりやめてしまった。ハッピーエンドで終わるとは限らない、そんな作品だ。ぜひ、読んでくれ…

 

まとめ

いかがだっただろうか。これ以上紹介したらむしろ一生立ち直れなくなりそうなので、この辺にしておこう。

全力で落ち込んで、全力で回復しよう。立ち直ったときには、エンタメウスにあるワクワクしそうな記事を読んで、片っ端から試していけばいい。

それでは、またお目にかかれることを願って、さらば!

  

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