…とある山に今年も冬がやって来ました。ふくろうやリスやキツネたちは、待ちに待ったクリスマスの準備を進めます。そんな中、クマだけが浮かない顔をして輪に入ろうとしません。
クマは冬眠する動物。彼はクリスマスの日を知らないのです。
この動画はイギリスの大手デパート、ジョン・ルイスが作成したクリスマスCMです。冬の山を舞台に、クマと野ウサギの心温まるクリスマスストーリーを優しいタッチのアニメーションで表現しています。このジョン・ルイスは毎年クリスマス用のTVCMを制作しており、イギリスではクリスマスの恒例の楽しみの1つになっているようです。
みなさん俗世に汚れて廃れて寂れて荒れて、歪みまくったブロークンハートになってはいませんか? そんなあなたにこそ見て欲しい。フレッシュピュアピュアハートになる素敵物語です。
それでは始まり、始まり…。
クマとウサギが散歩をしています。彼らはとても仲良しです。
するとひらりと、クマの鼻の上に雪が降ってきました。
どうやら今年も、冬がやってきたようです。そろそろクマは冬眠の時期です。
雪が降り積もったある日、二人は広場に来ました。
クマは何だか浮かない顔。広場に行きたくないようです。
広場のモミの木のしたでは、たくさんの動物がクリスマスの飾り付けに精を出していました。
小鳥たちもせっせと飛び回ります。
でもクマはつまらなそう。大きなあくびをして興味がなさそうです。
結局クマはその場を立ち去ってしまいました。残されたウサギは後を追いません。
ウサギは知っています。クマはつまらなそうにしていますが、クリスマスを一度は見てみたいと思っているのです。そして叶わないことを、誰にも話さずに隠しているのです。じわりとウサギの目には涙が滲みます。
クマはそのまま冬眠してしまいました。朝も夜も寝たままです。
ウサギはイヴの夜、クマの洞窟までクリスマスプレゼントを届けに行きました。
そっと、静かにバレないように。洞窟の入口にプレゼントを置きました。
小さなプレゼントが月夜に照らされます。さて、中身は何でしょう?
クリスマスの朝です。どの動物もクリスマスに心躍らせ楽しそう。
子どもたちはプレゼントを貰って大喜び。コロコロとじゃれ遊びます。
しかしウサギだけは浮かない顔をしています。せっかくのクリスマスなのに耳がたれたままです。
周りの動物も、そんな様子のウサギを心配そうに見つめます。
ぴょこっ! ウサギの耳が敏感に立ち上がりました。みんなが振り向きます。
なんとそこには冬眠していたはずのクマが…!
ウサギは明るい笑顔にになりました。どうやらクマを待っていたみたいですね。
クマにとっては生まれて初めてクリスマスツリー。朝日が反射してキレイに輝いています。
その美しさに笑みが溢れるクマ。初めて笑顔を見せました。
みんな待っていたとばかりにクマを歓迎します。
しかし冬眠していたはずのクマが、なぜクリスマスの日に現れたのでしょうか?
答えはウサギが贈ったプレゼントにあります。
プレゼントの中身は、クリスマスの朝にセットされた目覚まし時計! なるほど。これさえあれば、これからもクマは冬眠していてもクリスマスに来れますね!
思わず胸キュン…動画でどうぞ!
誰にでもクリスマスはやってくる。心温まる素敵なお話でした。
なんて優しいウサギ…うるっと来ちゃいますね
毎年クリスマスには街が綺麗に装飾されて、とっても幸せな気分になりますよね。お1人さまにも、お2人さまにも、お3人さまにも、お4人さまにも、クリスマスは誰にでもやってきます。クリスマスまでもう少し。大切な人に、プレゼントをしてみてはいかがでしょうか?
【参照元:YouTube】