瞳は手作業で色を入れている!
こちらの男性、どちらかの目が義眼なのですが、皆さんはお分かりでしょうか?
正解は左目! 両目とも全く同じ色なので見分けがつきませんね。
彼がつけている義眼は、職人の手によって手作りされています。眼の色は肌と違って個人差が大きく現れるので、ひとつひとつ手作りをする必要があります。今回は義眼を作る様子を撮った写真が届いたのでご紹介します。
さすが職人!
まずはベースカラーを塗ります。塗料はアクリル絵の具だそうです。
義眼は目にはめ込むタイプです。事前に装着する人の目の型を取っているので、そのサイズに合わせます。
近くで見るとこんな感じ! 白目の部分もただ白いだけではなくて、きちんと血管が書かれています。血管は赤い糸を使ったそうです。
ここまで来たらあとは装着する人の目を実際に見て、最終調整をします。
最終調整を終えた義眼です。近くで見るとこんな感じ。瞳に小宇宙を感じる…。
装着すればこの通り! どちらの目が義眼かわからないほど非常に精巧にできています。
いかがでしたか?
義眼は神経が繋がっているわけではないので、目は見えませんし動きもしませんが、それでも事故や病気で目を失った人には大切なものです。もし万が一のことがあったとき、義眼になるというと不安になるかもしれませんが、この写真を見たら少なくとも見た目を気にする心配はいらないように思えますね。
【参照元:Prosthetic eye process】