エルシャダイセタ記3巻が本日ギャラリーエルシャダイに入荷しました。
Elshaddaiセタ記(3) 竹安佐和記
描きおろしポストカード付
amazonはこちら
ギャラリーエルシャダイでは本日より発売中です。
とにかくカラーイラスト満載です。
新規だけでも10枚
全部で30枚以上は40枚以上?あるかな。
更に今回も書き下ろしのエビソードが追加されています。
今回は特別に
このブロマガのみ、一部内容を公開します。
アルマロスのこういうエピソードは今まで中々書く機会がなかったので、割とゲーム中を思い出せるようなエピソードに仕上げました。アラキエルとの関係も垣間見える新しいエルシャダイのエピソードをご笑読くださいませ。ではまた。
Elshaddai ceta(3)
追加エピソード_アルマロスの声
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静寂、暗闇、謎のシルエット。
それは立ち込めるスモークの見せる幻影か?それともただの目の錯覚か?
スパンコールのような光の粒が謎の人影の正体を暴き出そうとする。光数は星空になぞらえたとしても足りないほど無数。それらは自らの輝きを誇示する事なくステージを彩ると、先ほどの謎の人影はそれらに恐れをなしたのか、そのまま序幕だけを用意し消えた。
目的を失った光の粒は、時折鏡面加工を施された円形のステージをエメラルドグリーンに照らす。
無人のステージへ新たに差し込むスポットライトは四つ。
全体像はまだ見えないが、この光景を目の当たりにした者は今から起こる何かに期待せざるを得ない。だが、そんな約束は誰もしていない。
でも信じたい。
そんな誰かの気持ちを察した新たな光が、ゆっくりとステージを照らし出す。数は八つ。照らされた先でオウム貝の頭をした信奉者ペラマーター達を確認、数にして八人ほどが下を向いて絶望に心を沈めている。なぜこの溢れる期待感の中で絶望を強いられているのか?先ほどの謎が暴かれていないからか?
それとも導いてくれる何かが足りてないからか?
きっと先導者がいないからではないか?
彼らが見つめる床、反射する光にはあらゆる物が写り込み、何かが始まる事だけを示唆してくれる。そう言葉はいらない。
その全てを察する者のみがこのステージに存在を許される。だが、謎を明かすには光だけではもう足りない。謎を解き明かすには音が必要だ。
最初の音はなんでもいい……。
ただ、鳴ればいい。
鳴れば響き、自然と体が動きだす。
ヴンッ!
そのまま腕を伸ばし突き上げた拳が始まりを宣言する。発光が視界を剥奪した。
爆発が起こり、目を覆うほどの逆光の中、そこに僕は姿を現わした。どうだ、寂しかったか?謎は解けたぞ。引き締めた口元から彼らへの同情がこぼれてしまう。
〝静寂を破壊する謎の名はアルマロス、つまり僕だ。
さあ退屈な静寂は破壊された。後はショーの始まりだ!〟
「フォ───────────!!」
続きは単行本にて
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Elshaddai777年の旅
竹安佐和記
月額:¥550 (税込)