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【10月第1週】オリンピックとアベノミクスのハイブリッド相場。

2013/09/30 18:43 投稿

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市場関係者の声はまだ疑心暗鬼。「消費税が」、「米国政府の債務上限問題が」、「円高が」・・・。日銀短観は悪くなく、当然ながら消費税は8%へと向かう方向。それでも「見返りの飴」への期待感は残る。昨年12月末は12397円。昨年9月末は8870円。期末評価だけで行けば、結構なパフォーマンスであったという結果だけは残っている。

裁定の買い残は1743億円増加して3兆5988億円。まだまだ通過点。信用取引の評価損率も改善が継続しマイナス3.26%。1週間の時差があるので日経平均株価は14742円レベル。今朝でもそう大差はなかろう。因みに裁定買い残は昨年6月1兆円→今年5月17日4兆3142億円まで増加。6月14日に2兆6596億円まで減少してからの増加。まだまだ決して重くはない筈。信用評価損益率は昨年6月のマイナス20.02%→今年1月25日プラス4.45%まで改善。6月7日と8月30日にマイナス15%まで落ち込んだがそれでもマイナス3%レベル。悪くはない。

たぶん大切なことは相場や銘柄を縦に追いかけることだろうか。目先にとらわれ横に追いがちになるが、結局移り気な相場でも元に戻る習性がある。一度騒がれた銘柄が黙っているときに、縦に追う術が求められていそうな印象。ゲームだったバイオだってそういう相場のような気がする。スピード感を持って横に展開する早稲田的な「荒ぶる」ではない。むしろ重く前に突進する「前へ」の明治的な動き。「前へ」が「荒ぶる」に変わったときには日経平均はきっと2万円を超えているのだろう。

個別では・・・。
ますはマブチモーター(6592)
かつては、プラモデル。一時はCDプレイヤー。あるいはプレステやファミリーコンピュータなどのゲーム。一世を風靡したものには考えてみれば必ずモーターが付随していたことになる。栄華盛衰を経験しつつ最近は自動車に使うモーターが超稼ぎ頭との話。バックミラー1個に3個のモーター。あるいはパワーウィンドウ。あるいはシートなどなど今やモーターがなければ自動車は動かない。快適さをや円滑な動作、あるいは自然な動きを求めればモーターが必要。人間の快適さにはモーターが必要ということがよく理解できた取材だった。やはり企業は行って見なければわからないもの。

そして鳥居薬品(4551)
同社は胃・透析などが中核。業績は堅調。抗HIV薬、スギ花粉やダニアレルギー剤に期待感。

隠れオリンピック関連では日本和装(2499)
無料きもの着付教室の運営ときものの販売仲介を通じてきものの需要拡大を図っている。東京五輪の開催決定を受けて「Kimono de おもてなしキャンペーン」を開始。五輪関連銘柄となった。五輪開催までクールジャパンの一翼を担うに違いない。

ミルボン(4919)は同社は染毛剤、パーマ剤など美容サロン向けヘアケア化粧品大手。染毛剤、パーマ剤も取り扱っている。業績は好調。アジアでの成長と新製品オーガニックヘアケア製品に期待感が高い。

インテリックス(8940)は首都圏での中古マンションの再生販売が中核。短時間で複数のリノベーションを可能にする独自のオペーレーションに対する期待感は大きい。

 

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