8月だ!エニシングゴーズだ!誕生日だ!イベントだ!
と息巻いていたのはいつのことだったろうか。
今となっては状況が全て変わってしまった。
先日のニコ生ではあんなに楽しく喋っていたのにね。ご心配をおかけしております。
さて凹んでばかりもいられないので、今月のコラムを書きます。
化粧前に自信がない。
これは化粧をする前の顔に自信がないという訳ではなくて、
ここでいう化粧前とは、
俳優の楽屋に分け与えられている鏡台・鏡前の事である。
大きめの鏡があり、引き出しがついていることもあるし、イスのパターンもあるしそのまま地べたに座るパターンもある。
鏡前は劇場からの借り物なので、手拭いやタオルを敷いたりして、メイクなどの汚れがつかないようきれいに使う事が舞台俳優の常識でもある。
それに、楽屋は皆で使う場所なので、なるべく整頓されている方が気持ちも良い。
化粧前には個性が出る。お客様に出る前に自分の外見も内面も整える場所なのでこだわりを持っている方も多い。
ものが多い人、少ない人、きれいな人、散らかってる人。100均のグッズで便利にしまくる人。およそ舞台とは関係のないものを置いている人。
大まかに言えるのは、化粧前がきれいな人は化粧もきれいである。
さて、僕は上のパターンのどこに属するかというと、きれいにしたいけどきれいにしきれない人ということになるだろうか。
無駄なものは何も置いてないけど、ヘアカーラーとか色々ものが多い。1日が終わったらしっかり元の位置に戻して、埃がかぶらないように手拭いをかけてから帰る。いたって普通の化粧前である。
本当は家族の集合写真とか、小さい頃チュチュを着てのはじめてのバレエの発表会の写真とかを鏡に貼って、ルージュで「You can do it!go!」とかを鏡に書いておきたい。
はい。これはブロードウェイ女優あるあるの妄想で、本当はチュチュも着たことないしルージュなど使わない。一生やらないと思う。
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