えちからちゃんねる・niconico出張所

ついに、ニコ生の新配信完全移行が発表されましたね。

2017/07/24 19:37 投稿

コメント:1

  • タグ:
  • ニコニコ
  • ニコニコ生放送
  • 新配信
(7/28追記)ドワンゴ側の立場からもブロマガが出ていますね。そちらも一度お読みください。私の方は、出ている仕様や実際の挙動の情報を集めたうえでの想像に過ぎませんので。
http://ch.nicovideo.jp/dwango-engineer/blomaga/ar1305337


本日7月24日、ニコニコインフォに次の記事が掲載されました。

ユーザー生放送『新配信』への完全移行のお知らせ

 正直な話、「く」へ移行と同時に新配信への完全移行が行われるとは思ってましたが、それより早いタイミングなのは驚きでした。急ぐ理由はリソース更新期限の関係もあるのでしょうか。新配信の予約枠が取れるのも完全移行と同時とのことで、不具合が起きないか少々心配なところはあります。これも、予約枠を十分確保できるだけの新配信の枠数を確保するには、既存システムの置き換えが必要だったのでしょう。2つのシステムを本格稼働させつつ不具合なく協調させるのは難しいでしょうし。

 てことで、早めに新配信に慣れていく必要がありそうですね。しかし新配信には様々な不満も聞こえて来ますね。

・新配信は重い
 従来配信と比べてしまっては正直、元も子もないでしょう。2Mbpsまで送受信の出来るビットレートが増え高画質になったんですから、その分重くなるのは当然です。配信側はNLE含め上限ビットレートのコントロールは出来ますし、視聴側もHTML5版に切り替えれば画質選択が出来るのですから、対応策は準備されていますよね。HTML5未対応ブラウザの場合? 推奨環境を設定している以上、切り捨てないといけない部分になってしまうのではないでしょうか。

・再エンコードがかかるのは嫌だ
 FlashからHTML5に移行する際、一番問題となるのは今までFlashの仕様で吸収できていた部分の扱いでしょう。その統一のため、再エンコードをかけているのだと思います。ニコニコ動画もしかり。むしろ再エンコードしても今までと変わらないラグという方に驚くのは自分だけでしょうか。その辺りはシステム効率化によって実現しているかもしれません。従来配信でのスマホ視聴でのラグが、新配信で大きく改善されていますからね。そもそもPC向けに作られていたニコ生のシステムをモバイル環境で見れるようにしていたのがかなりの無茶だったのでしょう。新配信なら、スマホ対応も織り込み済みで設計されているでしょうしね。

・動画引用機能が実装されていない
 将来実装は予定されているし、実のところシステムとしては当然既に織り込んでいるはずです。ユーザが未だに使えないのはHTML5版があるからで、ニコニコ動画側に原因があると思います。
 ニコニコ動画も今でこそ再エンコードがかかるようになりましたが、昔は条件さえ合えば元のファイルのまま配信できることが特筆点にあげられるほど有名でしたね。ただこれはFlashだから柔軟に差異を吸収して再生できたわけで、裏を返せばHTML5版では再生できない動画もあるということです。nmで始まる動画はもちろんのこと、smで始まる、HTML5が選択される動画であっても上手く読み込めないことがあります。思うに、近い将来には仕様変更以前の動画の再エンコードが行われるのではないでしょうか。その作業が終わった時、動画引用機能も実装されるでしょうね。
(8/14追記)8/24以降も動画引用機能を使った生放送用に「動画紹介カテゴリ」かつ「50枠限定」という条件ながら通常配信が継続されるようです。動画紹介放送とは関係ない配信者が独占する懸念こそありますが、最低限の継続性は確保されたといっていいかもしれません。

・タイムシフトの画質が悪い
 確かに開始当初は再エンコードで従来配信の画質まで落とされる以上、従来配信より画質が悪く感じましたね。ビットレートが高かったものの画質が落ちる以上、その画質低下は顕著に感じられました。しかしタイムシフト画質の向上がアナウンスされ、1000kps視聴に対応したとのこと。さすがに放送そのままというわけにはいかないみたいですが、十分な改善だと思うのですが。

・2Mbps配信じゃ足りない、もっと画質をあげるべき
 おそらくYouTubeが念頭にあるのでしょうが、帯域を広げるとその分配信・視聴側に負担がかかります。高画質配信はその分、圧縮形式も特殊になり大きなラグの原因となるリスクがあります。実のところ、今のラグで配信の出来る限界が2Mbps付近にあるのかもしれません。ん、Mixerは高画質でほぼラグなし配信が出来るって?確かに騒がれましたが、特殊な配信方法を取っている関係で対応するブラウザも限られていることを忘れてはいませんか。

・自動枠取りが出来ない、コメビュから運営コメ・BSPコメが打てない
 まず、自動枠取りが当然あるものという観念から捨て去るべきだと思います。自動枠取りは新規番組作成から配信開始ボタンを押すまでの一連の処理をツール側が代行している訳で、本来ニコニコ側がAPIを作って推奨しているものではありませんね。しかし新配信での自動枠取り自体の開発は成功している話は聞くので、使っているツールの製作者が対応してくれるのを待つしかありません。それか自分で作りましょう。
 運営コメントについても色々作り直されているようで、対応に苦労しているという話を聞きます。特にBSPコメントについては大きな壁があるようです。新機能追加の準備なのかもしれませんが、ツール製作者に感謝しつつ、対応をゆっくり待ちましょうよ。
(8/14追記)追記し忘れてましたが、運営コメのAPIはすでに公開されていますね。

・30分から31分の間の時間(いわゆるロスタイム)がなくなった
 本来使うことを想定されてない(タイムシフトにも残らない)時間なので、なくなって当然だと思います。従来配信の場合、放送がコメントによってコントロールされている部分がありましたね。各種メッセージもコメントサーバを通じて配信されていましたし、動画引用機能もその一つです。そして配信終了も/disconnectを利用しています。従来配信のdisconnectは30分の配信終了時ブラウザ側から打たれるため、それが打たれる前にブラウザを閉じることでコメントサーバ側の/disconnectまでの時間映像を配信するのがロスタイムの原理ですね。
 しかし新配信ではコメントサーバ以外でのコントロールが導入されているようです。タグ登録通知や終了5分前のメッセージはコメビュには表示されません。配信終了処理も以前と異なり、31分に/disconnectが打たれるものの30分ではブラウザを開いているかに関わらず/disconnectは打たれません。しかし配信終了処理はどちらの場合も行われています。
 ちなみに配信終了処理の段階で映像サーバの方も切断がかかるようで、その切断を不安定さからくる切断と判別することができず、繋がらないサーバへ再接続しようとするのがOBSのフリーズの原因です(7/29追記:プラグイン自体は枠終了と同時に接続を切るのですが、枠監視が切断に追いつかないのではないかと)。よって再接続しない設定にすることによってOBSフリーズが回避できたりします。
 もしかしたら動画引用機能も、コメントサーバでのコントロールではなくなるかもしれませんね。NicoLiveHelperAdvanceあたりは大幅な製作し直しがあるかもです。まあ、ニコニコ側は自動枠取りしかり、放送の自動化を嫌う傾向はあると思っています。
(7/29追記)7/27のメンテ終了時から、新配信でも運営コメントでの次枠誘導が出来るようです(放送枠自体は終了する)。今までも放送終了直後コメントサーバが生きてはいたので、その時間の運営コメントを反映できるようにしたのだと思います。


 新配信はデメリットばかり強調されているような気がします。しかし新配信ではニコ生のシステムが大きく組み直され洗練化されているわけで、従来配信では必須となるだろうHTML5対応が難しい部分の解決を行なっている訳です。また、つぎはぎだらけのニコ生システムを組みなおしたことで、新機能追加の道を平易にしている部分を見逃してはいけないと思います。原宿廃止問題と同一視してはなりません。

 最後に。184廃止されるのではないかという噂も飛び交っていますが、それはないと私は思っています。確かにニコ生では184を外す文化・コテハンをつける文化があり、184の匿名性がむしろ嫌われる場面すらありますね。しかしニコニコ動画のコメントは未だ184が多いですし、従来からのコメントリソースをどう処理するかという大きな問題があります。それに新配信に184が実装されている理由に説明がつきませんからね。

(7/25 20時追記)
 新配信だと「座席番号がなくて困る」という話を見かけました。私の座席番号の認識はおまけ的要素だったので、活用している方々がいるとは驚きでした。では何故新配信で座席番号が廃止されたか。考えるに座席数の流動化が上げられると思います。
 新配信では座席数の無制限化が新要素の一つとして挙げられています。一般会員の「追い出し」自体は残念ながらなくならないそうですが、生放送自体は見られる形になるとのこと。これは公式放送の話ですが、「けものフレンズ」一挙放送が新プレイヤーで配信されたのもこの「座席数の無制限化」が一つの理由でしょう。
 もちろんただ単純に「座席」を増やすことは困難です。これを実現するために新配信で行われているのが「配信ごとの座席数を固定しない」ことと推測できます。
 従来配信ではコミュレベルに限らず「アリーナ」「立ち見A」があり、コミュレベルに応じて「立ち見の箱」が増えていきます。そして順番に着席していきます。この座席は「固定席」で、他の放送では使えません。しかし新配信はいわば「座布団」に座るようなもので、座席数が足りなくなったコミュがあった場合「立ち見」という箱を作ると同時に「座布団」をかき集め、座席を作るという理解でいいと思います。ニコ生全体の座席数(=座布団数)を変えずにどこから持ってくるか。座席に余裕がある放送から「座布団」をもらってくればいいわけです。よって配信ごとの座席数が固定されず、座席番号という概念を適用しにくくなったのではないでしょうか。
 コメビュでは座席番号が表示されたという話も聞きますが、一方で10分ごとに5秒ごとに座席番号が変わるといった話もあります。この座席の流動化が座席の効率的な利用を促すと同時に、ブラウザで座席番号を表示しなくなった要因なのではないのでしょうか。

コメント

Sasallia
No.1 (2017/08/13 22:29)
ロスタイムがなくなったのは良いことだが同時に名残惜しくもあるなぁ
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事