51515:00より、中国人民対外友好協会設立60周年を記念する式典が人民大会堂金色ホールにて行われ、中国側からは習近平国家主席をはじめとする要人多数(国務委員クラス18名、大臣クラス9名を含む)、また、18か国からの24名の要人を含む賓客が出席しました。

式典に先立って習近平国家主席は各国要人と会見を行い、日本からは鳩山理事長夫妻及び江田五月日中友好会館会長が会見に臨みました。

式典では海外からの賓客6名が各々の国や地域を代表して挨拶を述べ、鳩山由紀夫理事長は日本及びアジアを代表してスピーチを行いました。

 

鳩山理事長のスピーチ主要ポイントは次の通り。

・中国人民対外友好協会が設立60周年を迎えたことに祝意を表し、日本の代表団への招待に感謝。

・世界各地でいまだ続く紛争は、武力によって根本的に解決することは難しく、「友愛」の理念を適用することが政治の乱れを正すことにつながる。

・「友愛」の理念が「東アジア共同体」として実現され、アジアの国々が経済的面だけでなく、教育、文化、環境、医療、福祉などの協力関係を深め、共同体の意識を高めていくことが、世界の平和と発展のために大きな貢献となる。

・中国が責任ある大国として地域のみならずグローバルな役割を果たして行くことを歓迎。

・今後の東アジア秩序を安定したものとしていくためにも、先人たちの足跡を受け継ぎ、一層努力していく必要がある。

・近い将来、梅の花と桜の花が同時に一斉に満開となる日が来ることを信じている。

・中国人民対外友好協会の益々の発展を祈念。

 

<参考>

中国人民対外友好協会は19545月に設立され、中国の民間外交団体として、国際協力の推進、世界平和の擁護、共同発展の促進を目的とし、130以上の国と友好協力関係を結んでいる。