伝説のプロレス団体UWFインターナショナルでデビューして、キングダム、リングス、PRIDEと渡り歩いた日本格闘技の生き証人金原弘光がゼロゼロ年代を振り返る連載インタビュー。第1回は「リングス休止」について。休止後に真っ先にやったことは、なんと……。
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http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar841870
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――元PRIDE代表の榊原(信行)さんが大晦日に復活興行をやろうとしたり、ここに来てゼロゼロ年代の幻影がチラつく日本格闘技界ですが、あの時代の表と裏を知り尽くしている金原さんに連載形式でいろいろと語っていただきたいと思います!
金原 よろしくお願いします。
――まだ掲載はしていないですが、先日、元リングスの滑川(康仁)さんを取材してきたんですよ。
金原 いまは「滑川先生」ですからね。針と柔道整復師の資格を持ってて接骨院も任せられてるし。第二の人生を着実に歩いてるよね。
――金原さんの第二の人生はどうなんですか?
金原 いや、まだ全然、定まってないよ(笑)。俺もいまは柔整の学校に通って資格を取ろうとしてるんだけどね。
――どれくらい通ってるんですか?
金原 今年で3年生だよ。この勉強が思った以上に大変なんだよ。勉強しないといけない科目が13教科もあってさ、運動学、外科学、公衆衛生……本当に大変。赤点になったら追試だし、ヘタしたら留年しちゃうからね。いまだってテスト期間中なんだよ?(笑)。
金原 こないだのカッキーエイドにも出たけど、翌日からテストだったから控室でも勉強してたんだよ(笑)。
――ハハハハハハ! しかし、半年1年くらいだったら集中して勉強できますけど、3年はちょっと長いですねぇ。
金原 1年目2年目は全力で飛ばしてきたからさ、3年目にガタがきちゃって疲れちゃったよね。月曜から金曜まで朝の9時から昼の2時半まで学校で勉強するわけだから。
――思った以上にハードですね(笑)。
金原 クラスには40人くらい生徒がいるんだけど、日直当番もやらないといけないわけよ。45歳にもなってさ、「起立!礼!着席!」もやるんだよ。それが苦痛でさ(笑)。
――金原さんの日直当番は見てみたいですね(笑)。
金原 俺と同じ世代の先生にさ、今日の授業で必要なものを聞きに行かないといけないし、授業が終わったら黒板を消さないといけないんだよ。なんだかUインターの新弟子時代に戻った感覚だし、それが「つらい」と言ってる自分の小ささがイヤなのか(笑)。
――生徒は何歳くらいの方が多いんですか?
金原 みんなハタチ前後だね。
――金原さんのことは知ってるんですか?
金原 成績優秀なんですよ、いまのところ。マッハもこないだ柔整の資格を取って、今度は針の資格を取るそうだけど。
――Uインター在籍時に整体師の資格を取っていた山崎(一夫)さんは先見の明があったんですね。
金原 結局あの人たちは団体崩壊を何度も経験してきてるから、若いうちから考えるところがあったんだろうね。俺も若い頃から勉強していたほうがよかったよ。この歳から勉強するのはキツイよね(笑)。
――話は戻りますが、滑川さんを取材したときに言っていたのが「リングスは金原さんが来てから変わった」と。そう言われて何か心当たりはありますか?
金原 たぶん、俺がリングスに入ってからみんなでスパーリングをやり始めたことじゃない?
――そうなんです! 滑川さんもそう言ってたんですよ。
金原 Uインター末期や、キングダムの頃から選手同士でスパーをやっていたんだけど。UWF系って選手と練習生がスパーリングをやっていたんだよね。
――“選手同士”ではスパーしない。
金原 しかも練習生が下になったら30分そのまま。極められたらタップして技を解いてもらうんだけど、その体勢のままスパーは続くから。
――新弟子にとっては地獄ですね……。
金原 それは新日本プロレス道場の流れを組むやり方だと思うんだけど。Uインター末期にそういうやり方じゃなくて、5分と時間を決めて、時間が過ぎたらスタンドアップからやる感じにしたんだよね。
――それはどういうきっかけで“改革”が起きたんですか?
このインタビューの続きと、破壊王伝説、呪われたIWGP、ウルトラマンロビン、ヤノタク、猪木快守、マキシモ・ブランコ、笹原圭一書評などの記事がまとめて読める「詰め合わせセット」はコチラ http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar863994
コメント
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前田は金に綺麗なイメージだったから以外。この件で金原は前田を見限ったのかな?