Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム。今回はついに実現する「メイウエザー vs パッキャオ」について。総売上の予定は4億ドル(約480億円)とか、あまりにもスケールが大きすぎて笑っちゃいます!
フロイド・メイウエザー・ジュニアは2月20日、5月2日にラスベガスのMGMグランドガーデンアリーナでマニー・パッキャオと戦うことを発表した。メイウエザー(38歳)は戦績47勝0敗、26KO、パッキャオ(36歳)は57勝5敗2分け、38KO。過去5年にわたり待望され続けていた試合、これまでに幾度となく交渉が行われながら合意に達することがなかった試合が、ついに実現することになる。
自らのSNSで第一報を報じたメイウエザーは、次のようにコメントを添えた。
「マニーと直接会って話し合った結果、ディールが成立した。ファンが見たがる試合を提供するのが私の役割だ。ボクシング史上最大のイベントになるだろう。世界中のボクシングファンは、5月2日に偉大な試合を目撃することになる。私はかつてないほど調子が仕上がっており、この試合では私の技術を存分にお目にかけ、勝ちをもぎとる。マニーは、これまで47人が失敗してきた。私に黒星を付けるという仕事に挑戦するわけだが、彼もまた失敗することになる。彼が48人目の失敗になる」
2009年のクリスマス休暇の時期に、交渉が成立に近づいたことがあった。しかしこのときはパッキャオ側のプロモーター、ボブ・アラムが、メイウエザーが要求した米国アンチドーピング機構(USADA)による抜き打ちの薬物検査プログラムの採用を拒否したことで決裂した。2011年には当時のHBOスポーツ社長のRoss Greenburgが仲介役を買って出たが、実現には至らず。2012年にはメイウエザーがパッキャオに直接電話をかけ、PPVボーナスなしの固定ファイトマネー4,000万ドルでオファーをかけたものの、パッキャオが断っている。
2013年、メイウエザーは、テレビ放送の専属契約をHBOからShowtimeに鞍替え、これによりHBOと専属契約しているパッキャオとの試合はもはや事実上消滅したと思われていた。
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