新年あけましておめでとうございます。ひょこりと始まった「MMAオレンジ色の手帖」も皆様の温かいご声援とDropkickさんのご配慮で無事に年を越すことができました。2015年も時にゆるく、時にディープにMMAを手帖に綴っていきたいと思いますので、本年もよろしくお願いします。
さて、すでに去年の話題になってしまいましたが、開催前からいろんな意味で注目を集めていた「REAL1」。旗揚げ大会を前にして総合プロデューサーの須藤元気が離脱し、メディアでの露出も少ないことから、不謹慎にもズンドコ劇場を期待していた方も多いのではないでしょうか。
御多分に漏れず私もその1人。2003年の猪木祭りばりの伝説の一夜になることを見据えて有明コロシアムに向かいましたが、大会が進むにつれて意外にも?予想以上に?メジャー感のある至極まともなイベントになっていくではありませんか。拍子抜けというか、面食らったというか…。
終わってみればTwitterでは格闘家や関係者、観戦者から賞賛のつぶやきが寄せられ、2015年の台風の目のイベントになるのは間違いないでしょう。そこで今回は「REAL1」の会場で目撃してきたリアルな現実を脇の部分に焦点を当ててプレイバックしていきたいと思います。
まずは話題騒然となった客入りについて。会場に入るやいなや目の前に飛び込んできたのはガランガランの客席。まだ1割程度しか埋まっておらず、なんと22列目以降は封鎖されているではありませんか…。野鳥の会であれ誤差なく正確にカウントできるであろう観客数。
これから一体どうなるんだと、不安と期待(失礼)が入り交じりましたが、気がついたらセミの国歌斉唱時には2000人程度は入っていたでしょうか。8000人以上のキャパを持つ有明では大惨敗ですが、あの出足から考えたらよく巻き返したなと。ディファ有明でやっていれば超満員なのに…という下衆な考えは一旦飲みこんでおきます。
ただ、救いだったのが観客の歓声の大きさとリアクションの良さ。KOや一本で大歓声が起こったのはもちろん、シュレック関根が心臓の難病を患っている杉江アマゾン大輔の娘さんへの募金を呼びかけた場面では温かい拍手と大きな声援が寄せられました。これはチケットをばら撒いたわけではなく、熱心なファンが多かったことの表れでしょう。
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