「今、私の困った顔がオンエアされました?」
解説VTRが終わり、カメラがスタジオに移ると、伊集院光のまさに“困った顔”がどアップで映しだされた。
「わっからないですね!」
その解説VTRは、『般若心経』の言葉の意味を解説するミニドラマのようなものだったが、伊集院や仏教に疎い視聴者にとってそれは禅問答のようなものだった。
『100分de名著』(Eテレ)が2013年1月期に選んだ作品が『般若心経』。
この番組は「一度は読みたいと思いながらも、手に取ることをためらってしまったり、途中で挫折してしまった古今東西の“名著”。そんな難解な1冊の名著を、25分×4回、つまり100分で読み解いていく」というコンセプト。
その案内役が「悩みと煩悩の数においては自信がある」という伊集院光である。
「この番組は極端ですね」
と伊集院が笑うように、『源氏物語』のような膨大な文量の作品を取り上げたかと思えば、『
コメント
コメントを書く