老舗MMA団体パンクラスがケージに完全移行――!! リング最終試合を務めたのはライト級キング・オブ・パンクラシストのISAOだ。節目となった試合で修斗世界王者・弘中邦佳を迎え撃ったISAOは打撃ラッシュで“対抗戦”に見事勝利。これでドローをひとつ挟んで9連勝、4年間無敗。今後がまだまだ楽しみな25歳の若武者の人柄に迫りました。
――ISAO選手って試合のときの肌の色っていい感じに焼けてますね。
ISAO 試合前に焼いてるんです。もともと肌が白いほうなので焼いといたほうがいいかなって(笑)。
――見た目、焼いてるほうが強そうではありますよね。
ISAO ああ、そこは見栄えを考えてますね。プロとしてやっぱりカッコイイほうが目立ちますから。
――頭を金髪にしてるのもそんな理由ですか。
ISAO はい。
――けっこう派手好きなんですかね?(笑)。
ISAO いや、派手好きではないです。とくに主張もないですし、イケイケでもなくて。肌を焼いて髪の毛を染めてるだけで、普段は大人しいです(笑)。
――入場曲に「天城越え」を選んでいるのも目立ちたかったりするんですか?
ISAO 最近の選手ってみんな入場テーマは洋楽じゃないですか。ボクも洋楽を聴きますけど、「天城越え」だと誰も使ってないし、お客さんの印象に残るかなあって。
――『ハードヒット』に出られたのも同様の理由です?
ISAO 『ハードヒット』にも出ている(坂口)征夫さんから話が来まして「出てみようかな」と。子供の頃、プロレスは大好きだったので、お話があったときはぜひやってみたい気持ちが強かったです。
――どんなプロレスを見ていたんですか?
ISAO 全日本プロレスですね。
――ISAO選手の年代的には四天王プロレスですかね。
ISAO はい。ラリアットやスープレックスとかホント危ない技が多かったじゃないですか。これはもう凄いなって。
――実際『ハードヒット』をやられてみていかがでしたか?
ISAO やっぱり格闘技とは違った難しさがありました。まずお客さんが格闘技ファンじゃなくてプロレスファンですよね。
――会場の雰囲気からして違うわけですね。
ISAO それに格闘技だと相手を倒すことだけに集中すればいいじゃないですか。でも『ハードヒット』だとお客さんに伝わるように動かないといけないので。そこは凄く難しかったですし、格闘技では勉強できないことではありました。
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