ロンドン大会で垣間見せたUFCの新しさと柔らかさ
本格段階に入った世界侵略作戦?!
ロンドンO2アリーナで先週土曜日に開催されたUFC大会は、一見なんの変哲もなかったようにみえて、実はUFCの海外展開が新たな段階に入ったことを示す、実験的なものとなった。
これまでのUFCの海外大会といえば、アメリカのミュージシャンのコンサートや、NFLの海外でのゲームなどと同じで、いかにも「アメリカの会社が海外ファンのためにわざわざやってきた」という感じの興行になっていた。そしてファンにとっては、純然たるアメリカの興行を直接見ることができる貴重な機会だった。普段から真夜中や早朝に「アメリカ製UFC」を熱心に観戦していた比較的少数のハードコアファンにとっては、むしろアメリカ流のパッケージと、アメリカのテレビに出ているスターがそのままの形でやってきてくれることこそが、強く求められていたのだ。
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