山本KID、堀口恭司、ストラッサー起一などの日本人UFCファイターをマネジメントする石井史彦氏(先月の無料公開インタビューはコチラ)。2月ブラジル大会に参戦することになったパンクラスのウェルター級王者・佐藤豪則選手の交渉を手がけたのも石井氏だが、その裏にはパンクラス酒井代表や周囲の熱意から生み出された「運」が引き寄せていたのだ。
クリスマスの日に長南さんのジムに行って挨拶して本決まりになったんですよ
――パンクラスの佐藤豪則選手がUFCブラジル大会に急遽出場することになりましたが、これは石井さんがUFCと交渉されたそうですね。
石井 以前からパンクラスの酒井代表から「UFCに選手を出したい」という話をされていたんです。その例が徳留(一樹)選手で、彼はチャンピオンではなかったですけど、契約をまとめることができて。酒井代表からすればパンクラスに出ていた国本選手(ストッラー起一)が契約したことでパンクラスの選手にもチャンスがあるんじゃないかと考えたんでしょうね。
――佐藤選手はパンクラスでストラッサー選手に勝ってますし、そう思うのは自然なことかもしれませんね。
石井 これまでも「佐藤選手や石渡(伸太郎)選手を出せないか」という話はされていたんですけど、佐藤選手のマネジメントは長南(亮)さんがやってるし、石渡選手にもマネジメントもいるんです。なんとか言葉を濁してきたんですよ。
――石井さんのスタンスは選手から頼まれたらやるけど、その選手にマネジメントがいる場合はタッチしないというものでしたね。
石井 実際、徳留選手をマネジメントした際、周囲の関係者から心ないことを言われて一端はマネージメント契約するのをやめたんです。やっぱり交渉は円滑に進めたいし、周囲の雑音は選手にとっても悪影響ですから。でも、徳留選手のほうから直接お願いされたこともあって正式にマネジメントすることになったんですが。
――窓口が二重にありますと、悪気はなくてもトラブルになりやすいんですよね。
石井 それで去年の12月ですかね、DEEPの大会前に酒井代表とお茶してる際……
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