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結局、“狂拳騒動”とは何だったのか?■橋本宗洋の格闘技酔拳批評

2013/01/23 11:47 投稿

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これまで、後楽園ホールを中心に着実にファンからの支持を獲得してきた立ち技イベントKrushが、思わぬ形で話題になってしまった。
1月14日の代々木第二体育館大会。旗揚げ以来初めてのビッグマッチである。いい試合も多かったし、期待外れになった試合もあった。で、こういうとき、どうしても目立ってしまうのは“悪いほう”だ。“Krushがついにビッグマッチ!”という期待感が高い分、これまで高めてきた熱がある分、ダメだったことのほうが記憶に残りやすい。

とりわけ波紋を読んだのが“狂拳騒動”だ。“狂拳”竹内裕二とDEEPで活躍する総合ファイター・宮川博孝との対戦。どちらもパンチを得意とする選手だけに、激しい打ち合いとKO決着が期待された。
ところが、1ラウンドに狂拳が放ったインローが金的にヒット。宮川のダメージは重く、1試合挟んで回復を確認することになったが、結局続行不可能でノーコンテストに。
そこまでなら、まあ

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