神田にジムをオープンした石渡塾長のインタビューです!(聞き手/ジャン斉藤)
【1記事から購入できるバックナンバー】
・斎藤裕、石渡伸太郎が生き抜いた“冬の時代”のマネジメント術■遠藤正吾
――8月10日に『ALMA FIGHT GYM PUGNUS』をオープンした石渡さんですけど、相当お忙しいみたいですね。
『ALMA FIGHT GYM PUGNUS』
https://pugnusmma.com/
――毎日2桁!
石渡 お盆は来ないと思ってたんですけど、たくさんの人が来てくれて。いまは落ち着いて普通の状態になったんですけど。
――神田駅直結という場所もいいんでしょうね。
石渡 場所はいいと思います。自信を持って言えます(笑)。いまはどこにもジムがたくさんあるじゃないですか。お客さんがジムを選べる時代になってますよね。
――総合格闘技のジムって20年前は都内で2~3程度だったんですけどね。石渡さんは「ジム戦国時代」で勝負できる自信があるわけですか?
石渡 ボクはそのへん自信はあります(笑)。「どうぞ比べてください」と。いままで何回練習してもできなかったことが、ボクが教えればできるようになります! ボクは20年間毎日そんなことばっか考えながら格闘技をやってきてたんで、一般の方にも伝えられる自信はありますね。
――ジムの会員集客方法でいえば、キックや柔術が強いですよね。
石渡 ウチもキックや柔術が習えますけど、MMAをもっと売っていかなきゃいけないと思っていて。だって、みんなMMAから格闘技に興味を持ったり、ジムに通いだしたのに「MMAは難しくてできない」ってなってますよね
――たしかにMMAを習うのはけっこう難易度が高いですね。
石渡 それを可能にしたクラスがここにはございまして。
――宣伝っぽい言い回しです(笑)。
石渡 「誰でもMMA」っていうクラスがあるんですよ。どういうクラスかといえば、実際のMMAであった展開をボクがスタッフがやってみるんです。たとえば、このあいだの朝倉未来選手とケラモフの試合の攻防はみんな知ってますよね。
石渡 あの攻防を50分間のクラスで皆さんができるようにします。
――あー、それは面白そうです!
――それが「誰でもMMA。朝倉未来やケラモフの攻防が実体験できるわけですね。それは通いたくなりますけど、どこのジムでも流行りそうですよ(笑)。
石渡 いや、これは誰でも簡単にはできないと思います。ボクじゃないと無理。
――それはある程度のMMAのレベルにないと……ってことですかね。
石渡 自分でも言うのもなんですが、そうですね(笑)。その動きを真似すればいいってわけじゃないです。「足の位置がこうだったから」とか細かいディテールがいっぱいあるんですよ。いまはMMAが人気で、ジムにはMMAを見にきてくれた人たちがたくさんいるのに、入会したら「はい、キックボクシングですよ。はい、柔術ですよ。ミットを打って楽しかったでしょ?」でおしまいなのがイヤなんです。ただの運動不足解消、エクササイズでも全然いいんですけど、それだけではいけないなと。ただ、いちばんお客さんが入るのはキックボクシングなんですよね。柔術はいったん始めたら、なかなかやめないんですよね。だから「キックや柔術をやりましょう」ってなりがちなんですけど。みんなMMAに興味があるんだから、ちゃんとMMAを教えたいんですね。海外なんかはMMAジムはあたりまえのようにMMAを教えるんですよね。
石渡 ボクもプロを指導するよりも全然楽しいですね。腹立つことがないんで。
――選手には腹が立つんですか(笑)。
石渡 選手には「なんでもっと頑張らないんだ!」っていう思いを持つじゃないですか。でも、一般の人はプロではないので頑張らせる理由なんてどこにもないです。疲れたら「どうぞ休んでください」と(笑)。
――やっぱり石渡さんクラスにならないと難しい。
石渡 それこそ堀口恭司とかやればできるでしょうね。やっぱりあのくらいの選手ならできます。その次元でMMAをやってきた選手、命を懸けてやってきた選手は教えられると思います。
石渡 約2年前ですね。引退してからです。
――ああ、石渡さんが引退してからもう2年経つんですね。2年のあいだに決まらなかったのは何が原因なんですか?
この続きとクレベル乱闘、鈴木千裕、ドーピング、たまアリ、長井満也……などの8月更新記事が600円(税込み)でまとめて読める「13万字・記事15本」の詰め合わせセットはコチラこの記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事150円から購入できます!
コメント
コメントを書く(ID:935896)
ものすごくわかりやすい。
自分は柔術道場に通っていますが、石渡さんほどニーズを汲み取られている気はしません。
成功してほしいですね。
(ID:121759972)
選手の通い易さとか、プロ選手への気配りが凄まじい
川尻達也ジムへの開業祝いを「遠いから」という単純無垢な理由で遠ざけている斉藤さんとは大違いだ!
因みに、川尻vs魔裟斗2023を観た後で読んだら、より理解できそう
(ID:2625155)
石渡さんなら成功しそう!