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大会後恒例の笹原圭一RIZIN広報インタビューですが、今回は大会直前にお届けします!どうなる春の3大会!(聞き手/ジャン斉藤)


【1記事から購入できるバックナンバー】

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・Switchが入った大晦日RIZINを語ろう■笹原圭一15000字

・堀江圭功インタビュー「すべてをさらけ出して強くなった!」

・斎藤裕「やっぱり俺に平本蓮が回ってきたなって感じです」



――
笹原さん! 4月5月のRIZINが豪華すぎて「最終回なんじゃないか?」って声で溢れています!

笹原
 はい、RIZINは4月の大阪、代々木、5月の有明の3大会でおしまいなので閉店セールの大盤振る舞いなんです! 皆さん、いままでありがとうございました。せーの、We are RIZIN!!

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――
6月大会に備えてタイ合宿を張っているクレベル・コイケが怒りますよ!(笑)。よく見ると大阪も代々木も有明も次に繋がるカードなんですよね。

笹原
 そうなんです。バンタム級、フェザー級と“見えないトーナメント”的なマッチメイクになっているんですよ。ここでの結果や内容が次の試合に繋がっていくわけです。夏頃に各階級のタイトルマッチをまとめてやっちゃう流れができるかもしれないですし……。

――
RIZINチャンピオン・カーニバル! 

笹原
 選手たちはタスキをかけて、日テレの「スポーツのテーマ」を流して入場式をやりますよ!

――
全日本プロレスのアルバイト経験があるKNOCK OUTプロデューサー宮田充さんしか食いつかないネタはやめてください!

笹原
 もうこうなったらPWFのロード・ブレアース会長も呼んじゃいましょう!

――
ロード・ブレアース会長はもう亡くなってますよ! というか、このネタを喜んでいるのは宮田さんだけです。

笹原
 まぁ自分で言うのもなんですが、RIZINは何が起こるかわからないじゃないですか。「一寸先はハプニング」どころか、「一寸先はRIZIN」というか、いまも一寸先も未来もハプニングに満ちている。社長もいきなり「ちょっとタイに行ってくる」とか、寅さんみたいに放浪の旅に出ちゃうし、もう先のことはだーれもわかりません!

――
榊原さんはこの先のネタ仕込みのために行っているんですか? 

笹原
 「タイの奥地にまだ誰もみたことのない謎の格闘技があるみたいだぞ!そいつとパッキャオとやらせればどえらいことになる!」みたいな理由でタイに行ったんだと思います! ただの観光の可能性もありますけど(笑)。まぁでも社長が元気に飛び回っているうちはRIZINが最終回じゃないことは確かですね。

――
日本でボクしか注目していないタイのエンタメフルスイング団体ファイトサーカスと接触したりと胸騒ぎが止まらないですよ(笑)。

笹原
 先のことも、社長のタイ行きの理由もがよくわからないんですが、このあとRIZINを開催したことのない場所でやりたいなー、なんて考えてますし。

――
おお、大会が追加されるかもしれない……ってことですね。しかし、もしチャンピオン・カーニバルをやるとすると、夏頃に山場を作ろうとするのは、00年代のPRIDE・K-1時代を彷彿させますね。いまは大晦日にクライマックスカードを組みますけど、かつては夏や秋に大一番があって。

笹原
 8年前にRIZINを立ち上げたときは大晦日をピークにしていましたが、夏場にも大きな祭りはやりたかったんです。でも、なかなか手が回らなかったんですよね。

――
いまは選手も増えて注目カードが用意できるわけですね。昔は大晦日のほうが無理矢理感がありましたよね。大一番が終わったあとだから仕方ないんですけど。

笹原
 いま振り返ると最初のPRIDE男祭りのカードとか、かなり無理矢理ですからね。よくフジテレビが怒らなかったなと(笑)。

――
視聴率おもいのほかよかったですよね。ギリギリまで調整してた桜庭和志vs田村潔司がダメになって、桜庭和志vsホジェリオ(ノゲイラ弟)に。地上波テロップの「桜庭vsノゲイラ」にみんな騙されたんじゃないかって(笑)。

笹原
 田村さんはレイ・セフォーの弟ロニー・セフォーとやりましたけど、こっちは「田村vsセフォー」ですからね。「桜庭vsノゲイラ」「田村vsセフォー」は視聴率が獲れますよ!(笑)。

――
4月5月はRIZIN最終回説が流れるほどいいカードが揃ってますね。

笹原
 コロナの影響で海外の選手が日本に入ってこられなかったじゃないですか。あのときは国内の選手だけでドラマを作ってきたんですけど、我慢しながら磨いてきたことが、いまになって実っている感はあると思います。

――
コロナのときは日本人対決の刺激がすごかったですよね。ファン同士で煽り合うから熱がすごくて(笑)。

笹原
 そこに実力派の外国人が来ることで「vs世界」のテーマも作れていると思います。大阪も有明も売れ行きはいいんですけど、代々木がホント異常な反応なんですよ。

――
閉店セール並の売れ行きですか(笑)。

笹原
 「こんなことならチケットの値段を高くしとけば良かった...」とかボクが言うと叩かれるので、佐伯さんが言っていたということにしましょう(笑)。やっぱり朝倉未来、牛久絢太郎、斎藤裕、平本蓮のストーリーが絡み合っているのがいいんでしょうね。

――
カード自体は代々木と有明って均等に並べてある印象ですけど、代々木はドラマが足し算じゃなくて掛け算になってるという。

笹原
 それにしてもこの売れ行きは異常ですよ。「代々木に大谷翔平が出る!」とか誰かデマを流しているとしか思えない!。

――
RIZINの会場にはShow大谷さんしかいませんよ! その代々木は4月30日から1日前倒しで4月29日に変更されたじゃないですか。30日にパンクラスがあって、選手のセコンド関係が理由に挙げられてましたが、本当の理由はなんですか?

笹原
 いや、本当にそれも大きな理由の一つです。会場側に確認したら前日が空いていたんですが、29日にすると徹夜作業でリングや舞台を設営しなきゃいけなかったり、おまけにキャンセル料も発生してしまったり、マイナスなことも多々あったんです。何より変更することですでに予定していたお客さんには相当迷惑かけちゃうことになるので、悩みに悩んだんですが……この代々木・有明のカード編成を維持するには、こうするしかなかったんです。

――
4月5月に3大会あることで、どの大会にどのカードを置くか。そこもいろいろ考えたんでしょうね。

笹原
 もういろんなパターンがありましたね。会場のキャパシティの違いもありますし、選手には準備期間を置いてやりたいという要望もあれば、逆にすぐに試合を組んで欲しいという要望もあったり、「笹原なんてTwitterばっかやってて、仕事してねーじゃん」と思われるかもしれませんが、そういう選手の希望を聞きながら地道な交渉や調整をしてるんですよ!

――Dropkickで声を大にして訴えても、あんまり効果ないと思いますが一応カットせずにそのまま載せます(笑)。でも、昔のRIZINだったら数ヵ月に一度の開催だから、選手は無理にでも合わせるしかなかったわけですよね。

笹原
 たとえばサトシは大阪大会に出てもらうという計画もあったんですよ。

――
大阪でカーライル戦という話があった。

笹原
 本人的には大晦日からすぐに復帰したという気持ちがあったんですが、ちょうど大会の前後にお子さんが生まれるかもしれないと。

――サトシ選手は家族思いですし、そうなると試合は難しいですよね。

笹原
 なので大阪大会の会見のギリギリ、というか会見の当日まで調整していたんですよ。で、サトシの奥さんとも電話でお話しましたからね。

――
運営は出産時期も気にするわけですね(笑)。

笹原
 あと代々木は牛久vs朝倉、有明は斎藤vs平本と分けるプランもあったんですよね。で、バンタム級の井上直樹vsアーチュレッタ、朝倉海vs元谷もそれぞれ分けて。


・井上直樹がアーチュレッタ戦に選ばれたのは…
・鈴木千裕がクレベル挑戦者筆頭の理由
・牛久絢太郎の不思議
・萩原京平vsカイル・アグォンが組まれた事情
・勝てそうな選手を連れてきても面白くない
・韓国ブラックコンバットとの交流は?……などなど1万字インタビューはまだまだ続く
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https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2145049


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