北米MMAを知り尽くした男が語る水垣偉弥が語るRIZIN2連戦!(この記事はニコ生配信されたインタビューを構成したものです)
――水垣さんは今回のRIZIN2連戦をどうやってご覧になったんですか?
――新型コロナウイルスの影響もあって、井上選手はこれまで拠点にしていたニューヨークから日本に帰国して練習に励んでいますが、水垣さんがコーチとして指導されているそうですね。
水垣 ボクが現役時代に所属していたソニックスクワットで彼が練習をしていて、その流れで2人きりのプライベートな練習もするようになりましたね。ただ、いまのところは何をしてないですね(笑)。
――えっ、なんもしてない?(笑)。
水垣 直樹くんはもともと完成されている選手ですし、 ボクのところに来たのが6月ぐらいで、お互いが探り探りだったんですね。その中で試合が決まっちゃったので、とりあえずできることをやっていこうと。今回に関していえばボクは何もしていないです。セコンドの作業にまだ慣れてないので、セコンドでバタバタしちゃって(苦笑)。
――井上選手はしゃべりがもの凄く苦手なイメージがあるんですけど(笑)、コミュケーションは……。
水垣 最初はお互いに慣れてないこともあって。… ボクはガンガンしゃべるんですけど、井上選手は「あっ、はい……。そうですね……」っていう感じで。
――なんだか所英男さんのモノマネっぽい!(笑)。
水垣 そうなんですか?(笑)。そこは直樹くんがやりたいことを言ってほしいところはあったんですよね。やっぱりゼロからやる選手ではないし、自分が考えていることもあるだろうし、 お互いにやりとりしながらやっていきたかったんですけど。最初は「あっ、はい……。そうですね……」という感じだったので、どうしようかと。徐々に信頼してくれたのか、いろいろと自分の意見を言ってきてくれるようになったので。これからですね。
――今回の渡部修斗戦はチョークによる一本勝ちで完勝でしたが、どういう戦略を立てていたんですか?
水垣 ハッキリ言えば、打撃は直樹くんのほうが全然上のレベルにあるので、 打撃で行けるんだったら打撃で行っちゃえばいいし、戦前は相手がどう出てくるのかなと思ってたんですよね。 もし直樹くんが負けるとしたら何かの拍子にバックを取られてチョークを極められるいう展開しかないと思っていたので、その可能性は潰していこうと。
水垣 試合前に直樹くんに一言だけ声をかけたのは、ゴングが鳴った瞬間に相手が飛びついてきたり、飛びヒザ蹴りだったり、何か突拍子もないことをやってくるかもしれないから、そこだけ冷静に、と。
水垣 相手の得意技をやっちゃう酷い奴だな、っていうことは試合後に言いましたけど(笑)。最初に渡部選手はタックルをやってきましたけど、かなり距離が遠いんですよね。そこからなんとかしがみついてバックに回るという狙いなので、しっかりガブる練習はしてました。そこは直樹くん本人も予想どおりというか予定どおりだったんじゃないですか。
――打撃だけではなく寝技勝負も自信があったという。
水垣 あったと思いますね。直樹くんはなんでもできますからね。こういう勝ち方をしたことで、井上直樹というファイターの存在を植えつけられたと思いますね。
――次回の試合も楽しみですね。
水垣 ボクが言うことじゃないですけど、相手は誰でも大丈夫ですよ。本人も「誰でも大丈夫ですよ」という感じなので。 マネジメントのシュウ(・ヒラタ)さんと直樹くんのあいだで話し合って決めてもらって、ボクはその対戦相手の動画をいっぱい見て対策を練ります。
水垣 いやあ、あれは言わされた感がありますよね(笑)。リングアナウンサーに仕向けられた感があって。
――まるで「いい勝ち方をしたらアピールしましょう」という段取りがあったかのような(笑)。
水垣 ボクはしゃべりの指導にも力を入れて、あのへんで「やりたい相手は水垣選手です」と、はぐらかすぐらいのトーク力を仕込んでいきたいと思います。格闘技は勝手に強くなると思うので、私は隣にいてコーチヅラをするという(笑)。
――しゃべりもコーチしますか(笑)。初日のメインでサトシ選手が矢地祐介選手を撃破しましたが、戦前はどのような予想をされてましたか?
――あの関節蹴りが有効すぎたことで!?
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