この記事は「朝倉未来は誰と戦うべきか」を語ったDropkickニコ生配信を編集したものです(語り:ジャン斉藤)
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新型コロナの影響で大会の延期・中止が続く格闘技界ですが、朝倉未来選手の対戦相手を巡って大いに盛り上がっていますよね。
以前、朝倉選手のことを語ったときに「英雄の堕落は民衆にとっては待ち焦がれた娯楽なのだ」と言いましたが、朝倉未来というファイターはカリスマとなりつつも「負ける姿が見てみたい」とも思われている。何を言っても称賛される一方で、逆に何を言っても罵声を浴びる存在にもなってますよね。 こうやって信者やアンチ両方から熱を生み出すファイターはなかなかいないです。
でも、熱気にやられすぎてファンもアンチも論理的じゃない見方に陥りやすくなっている。RIZINライト級GP王者トフィック・ムサエフへの対戦アピールもいろいろと批判されてますけど、あれって朝倉選手って凄くいい仕事をしてるんですけどね。だってムサエフというファイターをフックアップしてるわけですから。
マニアからすればムサエフのほうが朝倉選手より格上だ……と思ってるかもしれません。 たしかにMMAという競技の中ではムサエフのほうが実績をありますが、日本での知名度や商品価値は朝倉選手には及ばない。今年2月の静岡大会も朝倉選手が出るから成り立ったけど、まだムサエフはひとりで興行は背負えないんです。朝倉選手にどんな考えがあったかはわからないですが、結果的にムサエフをネクストステージに上げようとしている。
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