・棚橋弘至vsクリス・ジェリコから見る新日本・AEW提携の可能性■斎藤文彦INTERVIEWS
――た、た、た、た、大変です!新生K-1の武尊選手がIGF王座に挑戦することになりました!
事情通Z 武尊選手が挑戦するベルトはISKAだよ!
――えっ、那須川天心選手もIGFのタイトルを保持していることから、近い将来2人はIGFのダブルタイトル戦をやるというストーリーじゃないんですか?
Z 天心選手が持ってるのはISKAオリエンタルルール世界バンタム級王座で、武尊選手が挑戦するのはISKAオリエンタルルール世界ライト級王座だよ!
――なるほど。それはつまりIGFルールによる「IGF WORLD GP」と、GENOMEルールによる「GENOME-1」の違いみたいなもんですか?
Z そもそもIGFルールとGENOMEルールの違いを知ってる奴は世界で10人もいねえよ! ISKAは王座認定組織であってプロモーターではない。つまり2人の対戦をマッチメイクすることはISKAはできないんだよ。
――ISKAでダメならIGFのリングでなら天心vs武尊は可能ってことですか??? やったぜ!!
Z とにかくIGFの話題はいいから! 今日のテーマはNOAHだろ。
――ああ、そうでした。IGFの兄弟団体「東方英雄伝」と業務提携をしていたNOAHがサイバーエージェント(以下CA)の子会社になりました。
Z いい加減IGFから離れろ。じつはここ1週間のあいだ業界はこの話題で持ちきりだった。1月3日のDDT後楽園ホールにNOAHの丸藤正道選手が突然登場。DDTへのレギュラー参戦を表明した。あのへんからDDTとNOAHが急接近している感は伝わってきていたけど……まさか裏ではこんなビッグプロジェクトが動いてるとはね。
――リデット・エンターテインメントがNOAHの親会社になったのは、いまから1年前の2019年1月29日のこと。リデット体制のNOAHは様々な改革を行ない、評判が上向きになったところでCAに売却。暗黒時代の新日本を救って地固めをしたユークスがブシロードに譲り渡したケースとなぞらえる向きもあります。
Z 今回の買収劇はNOAHにとって良いことだけど、ユークスとはちょっと違う。ユークスは徹底的にコストカットをはたして新日本を正常に戻したうえで、最終的には黒字転換に成功。その後、ブシロードに新日本に託したわけだから。
――リデット体制のNOAHの財政状況はかなり厳しかったと報道されてますね。
Z NOAHは2014年頃から2016年11月まで新日本プロレスの傘下だった。そのときに旧NOAH時代の負債を何かしらのかたちで新日本がサポートしていたという話。ところがNOAHが不義理をするかたちで新日本との提携を抹消した。
――別の運営会社を作ることでNOAHは再び独自で動き出したわけですね。
Z 裏で糸を引いたのは全日本プロレスの代表だったこともある内田(雅之)さん。その内田体制のNOAHが好調だったかといえば、そういうわけでもなくインディ化して潰れる寸前だった。その窮地に陥っていたNOAHを救ったのが広告会社リデット・エンターテインメント。緑の団体カラーや団体ロゴを変えたり、藤田和之、桜庭和志、鈴木秀樹といった名前のあるフリー選手も起用。再出発はうまくいっているように見えていたが……。
Z なにしろリデットは一時期、某男子団体を買うんじゃないかという噂も流れていたからね。こんなに早くNOAHを手放すことになるとは思ってもなかった。リデットとしては1年そこらで手放すつもりで始めたわけではなかったはず。3年計画ぐらいのスパンで見ていた。
――3年後に日本武道館を目指すという話でしたね。
Z これまでのNOAHのイメージを刷新できて、リング上も充実していたんだけど、先行投資に懸かったお金と、内田体制の負債も被っていた。そこはリデットからすれば計算外の金額になったのかもしれないね。
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コメント
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>>3
無理でしょ
(ID:10094863)
IGFと大砂嵐ネタは続けて欲しいですね。特に興味はないんですが、なくなるとさみしいです、
(ID:1048854)
「プロレス点と線」の「点と線」とはローマ字の「i」を表している。
すなわちIGF、Inokiの頭文字なのでIGFの話題は不可欠なのです。