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元UFCヘビー級チャンピオンで、現在もUFCヘビー級ランキング8位につけているというバリバリの現役MMAファイター、ケイン・ベラスケス(37)が8月3日、メキシコのプロレス団体AAA年間最大のイベント『トリプレマニア』でプロレスデビューを飾った。
メインイベントにレジェンド対決、ブルー・デモン・ジュニア対ドクトル・ワグナー・ジュニアのマスク vs. ヘアマッチが組まれたこの大会は、ベラスケス出場、AEW勢参戦もあって、会場のメキシコシティ・アリーナは、今年開催のプロレス大会としてはWWEレッスルマニアに次ぐ規模となる、18,000人の観客が集まった。
この大会はメキシコでは地上波TVアズテカで生中継され、視聴率6.5%、占拠率29%、視聴者数163万人を記録した。この日のメキシコのテレビ番組中、最高視聴率だったという。
メキシコ系2世のアメリカ人であるベラスケスは、自身のルチャリブレ愛について、次のように語っている。
「子供の頃はルチャリブレが大好きで、両親と一緒にいつもテレビで見ていた。実際にメキシコに行って、おもちゃやマスクを買ってもらったこともある。おもちゃのリングは木製の手作りでね。僕が生まれ育った文化では、プロレスが大きな存在だったんだ」
ベラスケス少年のアイドルは、エル・サント、エル・イホ・デル・サント、ブルー・デモン、ミル・マスカラス、オクタゴンらだったのだという。
とはいえ、大人になったベラスケスは、実はプロレス観戦からはすっかり離れていたのだが、ロンダ・ラウジーがWWEマットに初登場した2018年のPPV大会『Elimination Chamber』をダニエル・コーミエらと観戦して以来、プロレス熱が再燃したのだという。
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