Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマはネイト・ディアス、公開練習でプカプカ! UFCマリファナ最新事情です!!
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8月18日に開催されたUFC241では、待望のネイト・ディアス復帰戦が行われ、ディアス信者がようやく溜飲(りゅういん)を下げたわけだが、試合前に「これはまずいのでは……」「せっかく復帰したのにまた出場停止になってしまうのでは……」とファンをやきもきさせるシーンがあった。ファイトウィークの公開練習で、ネイトが何とマリファナをふかしながらシャドーボクシングを披露したのだ。文字通り会場中を煙に巻いたネイトは、隣にいたカメラマンにマリファナを渡すと、最前列にいたファンにも回すように指示をした。ネイトはファンに向かってこう言っている。
「回してみんなで吸いなさい。それがエチケットだ」
ネイトが吸っていたのは、カンナビジオール(Cannabidiol、略称CBD)である。これは大麻草から抽出される成分で、高揚感などの向精神作用はなく、痛み、炎症、不安などを抑える働きがあるとされ、いまアメリカではMMAファイターに限らず、一般層の間でも健康に良いとして人気が高まっているのだという。
ネイトはCBD製品の製造販売を行うGame Up Nutrition社とスポンサー契約を締結しており、今回の公開喫煙はPR活動の一環でもあった。
世界アンチドーピング機構(WADA)では2018年に、競技期間内、競技期間外を問わず、CBDを禁止薬物から除外した。UFC・USADAのアンチドーピング・プログラムはWADA基準に沿っているため、現在ではネイトが試合直前に煙をくゆらせていたとしても、実は何の問題はないのである。
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コメント
コメントを書く(ID:176705)
飯食える量も増えるし、睡眠の深さも違うし
アメリカの選手は更に巨大化しそうですね
(ID:1964895)
一方日本では医療大麻は研究すら禁止だし、何なら「医療大麻など存在しない」というのが公式のスタンス。
麻薬に厳しいフィリピンより厳しい。