Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマは堀口恭司2団体制覇を米MMAメディアはどう伝えたのかです!!


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日本時間6月15日(土)に、ニューヨークのマジソンスクエアガーデンで開催されたベラトール 222では、RIZINバンタム級王者堀口恭司がベラトールバンタム級王者ダリオン・コールドウェルにユナニマス判定勝ちを収め、史上初のメジャー2団体制覇を達成した。

堀口(28歳、MMA戦績28勝2敗)はこれで13連勝となった。14試合前の黒星はもちろん、2016年4月に当時のUFCフライ級絶対王者デミトリアス・ジョンソンに喫したものである。

RIZINでの爆発的な堀口も悪くはないが、筆者の目には、ケージでじっくり時間をかけてストーリーを紡いでいるかのような堀口もとても見応えがあった。UFCでタイトル再挑戦を目指すことを目標にしていた頃と、RIZINでトップを張っている今とでは、さすがにモチベーションが違うのではないか、米国のケージでこれまで以上の強さを示すことなどできるものだろうかなどと案じて見ていたのだが、何のことはない、堀口は現在進行形での進化を続け、仮に今すぐUFCに戻ってもすぐにチャンピオンになれるのではないかという強さとファイトIQを実証してくれたと思う。

今回の勝利を受け、堀口の所属先アメリカントップチーム(ATT)創設者のダン・ランバートは、堀口を史上最強のATTファイターだと評価するコメントを出している。ATTがどれほどの選手を輩出してきたかを思えば、とんでもない賛辞であるといえよう。ATTのジムの2階には、短期滞在者用の寮があるのだが、堀口はその寮唯一の長期滞在者であり、今ではそのフロアは「ホリグチ・ホール」と命名されているという。米国ナンバーワンのメガジムで堀口が残している足跡は想像以上に大きいようなのだ。

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