Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマは「ドーピングはデッドボールと同じで違法ではない? 煽りビデオと酒鬼薔薇事件の類似点とは? 米MMA訴訟最新事情」です!



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『UFC200』(2016年7月9日)のセミメインイベントでは、ブロック・レスナー対マーク・ハントの一戦が行われ、レスナーがユナニマス判定勝ちを収めた。しかし試合後にレスナーの薬物検査失格が発表され、試合結果はノーコンテストに変更された。

ハントは、ドーピングをしている選手と戦うことに同意した覚えはない、したがってUFCがレスナーの薬物使用を知りながら自分との試合を組んだことは恐喝、詐欺、暴行、共謀に当たるとして、同年、UFC、デイナ・ホワイト、ブロック・レスナーを相手取って訴訟を起こしたのであった。ハントは、ドーピングをしている選手と戦うことで、肉体的、経済的損失を負ったと主張している。

この裁判のポイントは、ホワイトとUFCがレスナーの薬物使用を知りながら、ハントとの試合をブッキングしたかどうか、という点にあるのだが、残念ながらハントはこの点については証拠を示すことができなかった。

そこでハントは2017年7月、レスナーが試合1ヵ月前にようやくUSADAのUFC薬物検査プログラムに参加したことを問題視する戦術に切り替えた。USADAのUFCプログラムの規定では、引退した選手が復帰する場合、試合前4ヵ月間にわたって薬物検査プログラムに参加しなければならないことになっている(このルールは現在では6ヵ月間に変更されている)。これは、薬物検査を回避する目的で、選手が引退と復帰を繰り返すことを防止すべく設けられているルールだ。

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