Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマは史上最強アマンダ・ヌネス、伴侶ニーナ・アンザロフと歩む道なき道です!!
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日本時間2018年12月30日(日)に開催されたUFC 232で行われた事実上の女子最強決定戦で、これまで13年にわたり20連勝を記録、あまりの強さに対戦相手にも事欠いていたクリス・サイボーグを、アマンダ・”ライオネス”・ヌネスがわずか51秒でノックアウトした。
ブラジル人選手同士の対戦ということもあり、ブラジルでも大いに話題を呼んだこの試合。MMA Fightingが試合前にブラジル人プロファイター100人に対して行ったアンケートでは、68%がサイボーグ勝利、18%がヌネス勝利を予想、同じくファン3000人に対して行ったアンケートでは、73%がサイボーグ勝利、27%がヌネス勝利を予想していたから、ヌネス圧勝という結果は文字通り、プロにとってもファンにとってもサプライズであり、アップセットだったといえよう。
試合後記者会見でヌネスは、サイボーグのパンチを数発浴びた時点で、勝利を確信したと明かしている。
「パンチを当てられた時、私は思った。サイボーグのパンチを受けても私は大丈夫だった、それなら私を止めるものはもはや何もない。だからあとはゲームプランを遂行するだけだ」
UFC 213(2017年7月)で予定されていたワレンチナ・シェフチェンコ戦の試合直前にヌネスが体調不良になり、急な欠場を決めた際には、ヌネスのことを臆病者呼ばわりするなど強烈なダメ出しをしていたUFC会長のデイナ・ホワイトも、今回の鮮やかなパフォーマンスには「ヌネスが女子のGOAT(Greatest of All Time、史上最強)であることは間違いない」とかぶとを脱いだ格好だ。
ヌネスは、サイボーグを倒した直後のオクタゴンインタビューで、傍らにいた婚約者のUFC女子ファイター、ニーナ・アンザロフに対して「私はこの女性を愛しています」と発言、これを聞いたアンザロフがかぶっていた帽子で顔を隠して照れていたシーンはほほ笑ましく印象に残った。
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