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この記事はメイウェザーvs天心語ったDropkickニコ生配信を編集したものになります(語り:ジャン斉藤)




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RIZINのメイウェザーvs那須川天心騒動ですが、緊急渡米してメイウェザー側と交渉にあたっていた榊原さんが帰国して羽田空港で会見を開き、「試合は行なわれる」と発表しました。でもまあ大晦日まで、だいぶ日にちはありますからね。『下町ロケット』でいえば、ようやく第1話が終わったばかりですよ。まだ何が起こるかはわからない(笑)。

メイウェザーが参戦中止を示唆してから、この件に関する関係者の発言や、ウェブニュースの内容って正直かなりいい加減なものが多かったと思うんですよね。「契約してなかったに違いない」とか。ボクのツイッターにも「RIZINが北米進出するための話題作りだ」とか絡んできた人がいて。RIZINが北米に進出する気配はまるでないのに!(笑)。

怪しいのはわかるんです。横溝正史の金田一耕助シリーズに『犬神家の一族』という作品がありますよね。どう見たってゴムマスク姿のスケキヨが怪しいことはみんなわかってるんですよ。「アイツ怪しいぞ!」「あのスケキヨはニセモノなんじゃないか!?」って(笑)。

金田一耕助シリーズってまだ決定的な証拠は出てこないのに、加藤武が演じる等々力警部が「よし、わかった!」と簡単に犯人を決めつけますよね。今回の騒動も決めつけが早いんじゃないかって思うんですね。「俺は最初からこうなることはわかってた〜」って。いやいや、怪しいのはこっちだってわかってるんですが、結論付けるのは不思議な点が多すぎるんです。金田一耕助が真犯人を突き止める頃には、主要人物はあらかた殺されちゃってるんですけどね(笑)。

ちなみに金田一耕助最後の事件となった『病院坂の首縊りの家』は、映画と違って原作では事件発生から20年後に解決するんです。20年後、ですよ。猪木vsモハメド・アリも試合直後は酷評されましたけど、後年になって新事実が明らかになっていき、数十年後に再評価されたじゃないですか。答えを見つけようとする姿勢は当然必要ですが、我々は物事をジッと考えて真実を見つける方法を、マット界の歴史から学んでいるはずなんです。

ただ20年も待ってられないですからね。現時点でのそれなりに推理は必要なっていくので、金田一ジャン助なりの見解を披露したいと思います。
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