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UFCフライ級の絶対王者デメトリアス・ジョンソンがついに陥落……「おしゃべりアベマ野郎」こと大沢ケンジ師匠が解説! 



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――大沢さん、大変ですよ! UFCフライ級の絶対王者デメトリアス・ジョンソンがヘンリー・セフードに敗れ、12度目の王座防衛に失敗しました。

大沢 いやね、最近のジャッジの傾向からしたら「DJの勝ちなんじゃねえの?」って俺は思ったんですよねぇ。

――実際に判定も割れたんですよね。セフードの48-47が2人、DJの48-47が1人。

大沢 ダメージは顔以外、取らないのかなあと。セフードの足はDJのスネ蹴りでメッチャ痛いはずですよ、あれ。

――あのスネ蹴りでセフードは後半失速すると思ったんですけど……。

大沢 1ラウンド後半にセフードの踵がマットについたときに足首がグネって曲がったじゃないですか。

――ありました、ありました。痛めたのかなって。

大沢 ホントに痛めた可能性はありますけど、スネ蹴りのダメージでマットに足をつけたくなくて、だからグネグネしたんじゃないのかなって。ウチのジムにスネを蹴られて足を痛めた選手がいるんですけど、体重を乗せると痛いから、足をマットにつけたくなくてグネるかもしれない……と言っていて。

――しかし、よくそこからセフードは盛り返しましたね。

大沢 ダメージがあったからセフードは「早く倒さないと危険だ」ってテイクダウンを取るふんぎりが付いたのかなって。それでDJとの距離が縮まったんじゃないですかね、たぶん。

――なるほど〜。途中からセフードがテイクダウンで主導権を握ったのは、そういう理由があったかもしれないと。

大沢 あれだけ距離が狭まると、DJはスネ蹴りを出せないんですよ。そこから凄いのはセフードですよね。打撃を嫌がったうえのでテイクダウンじゃなかった。日本人選手がやっちゃうような、鼻から組んでいこうって打撃じゃない。打撃でも倒しに行ってるんですよ。

――打撃でも勝負でしたうえでテイクダウンも仕掛けたと。

大沢 最初から組みたいことが隠せない打撃だと、テイクダウンは切られますよね。「おまえ、組みたい気持ちが隠せないだろ〜、わかってるぞ〜」って怖くないんですよ(笑)。

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