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10メートルの高さから、蛍光灯と有刺鉄線の塔へ飛び降りろ!■アメプロインディ通信「フリーバーズ」

2018/05/01 00:00 投稿

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  • ジョーイ・ジャネラ
  • フリーバーズ
アメリカのインディプロレスの“現在”を伝える連載! アメリカインディープロレス専門通販「フリーバーズ」(https://store.shopping.yahoo.co.jp/freebirds)を営む中山貴博氏が知られざるエピソードを紹介していきます! 今回のテーマは10メートルの高さの屋根から、蛍光灯と有刺鉄線の塔へ飛び降りろ!です!




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信じられない光景だった。2人のレスラーが、10メートルの高さの屋根から、蛍光灯と有刺鉄線の塔へと飛び降りた!

2016年6月5日、ニュージャージー州ハウウェルというのどかなスモールタウンで、GCWが主催するデスマッチのトーナメントが行なわれていた。GCWは、初開催となるトーナメントに権威を持たせるため、プロレスの表舞台からしばらくのあいだ遠ざかっていた、米インディーデスマッチ界の象徴とも言えるザンディグを担ぎ出した。「ザンディグ・プレゼンツ・トーナメント・オブ・サバイバル」と彼の名が冠された大会で、トーナメント外の特別試合でザンディグと対戦することになったのは、当時無名のレスラーだったジョーイ・ジャネラだった。

ザンディグはジャネラと飛び降りる10数年前にも禁断のダイブを敢行している。2003年に、ザンディグはニック・モンドというレスラーを抱えたまま、10メートルはあろう会場の屋根から、地面に接地してある蛍光灯&机の山に落下した。この高所落下でニック・モンドは選手生命に終止符を打つことになった。

このプロレス史上最も危険で、誰もがやろうともしなかった禁断のスポットの再現をザンディグとジャネラは企てた。トラックの荷台に、蛍光灯と有刺鉄線の塔を組み立て、そこに火をつける。前回よりもさらに危険度を増したオブジェの中に、2人は10メートルの高さから、そこに吸い込まれるかのように落下した。命知らずのダイブにより、ジャネラは左親指のつけねを切断寸前まで深く切り、即入院。プロレス復帰まで3ヶ月を要した。ザンディグも背骨を負傷する大きなダメージを負いながらも、「Please Do Not Try This At Home (けっしてお家ではやらないでください)」とジョークを飛ばしていた。
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