格闘技方面は「ぼんやり層」ながら、プロレス業界のあらゆる情報に精通する事情通Zの「プロレス 点と線」――。今回のテーマは、不穏な動きが続く立ち技シーンについてです!
【プロレス 点と線シリーズ】
事情通Z 「格闘技ぼんやり層」の俺でも最近のキック系ニュースには不穏なものを感じてるよ。
――これはですね、インタビュー取材と違って編集できない記者会見全文やマイクアピールだからという理由もあるんですよ。
――その選手や関係者が現場に近ければ近いほど原稿チェックが厳しくなるから、どうしても当たり障りのない内容になってしまいがちで。だからなのか村浜武洋のような強烈な食材は、普段食べ慣れてないから読者もビックリしちゃうんですね。
Z 簡潔に内容を伝えたいからね。
――どこの媒体がどう報じたのか、どこを報じてないのか、その“調理具合”を読み比べても面白いんですけど。そのまま生で出したほうが絶対に美味しいかといえば、そうでもなくて。調味料が欲しくなるときもあるし、現場で雰囲気込みで味わってこその料理もある。「日馬富士の参戦はありえますか?」「交渉はまだしてないですが、出てもらいたいですね」「よし、日馬富士RIZIN参戦へ!」なんてその典型例ですよ。
Z 成型肉みたいなもんだな(笑)。
――なかなか本音は言えないけど、その言葉には本音が見え隠れするケースが多いんです。なので「記者会見評論家」のボクがここ最近のトライハードな記者会見を振り返ってみようかなと。
Z IGF評論家から記者会見評論家に転向かよ(笑)。
――まず新生K−1の「TRY HARD GYM所属選手の試合出場キャンセル及びK-1スーパー・フェザー級王者・大雅の王座剥奪 K-1 JAPAN GROUPがTRY HARD GYMとの契約に関する発表」なんですが、この会見にボクは呼ばれてないんですね。
Z おい、記者会見評論家!(笑)。
――いや、この会見はホントに緊急開催だったために、いつも会見取材してる方々だけが呼ばれたみたいで。
Z いつも会見取材しない記者会見評論家ってどういうことなんだよ。
――この新生K−1の会見で気になったのは、弁護士が同席してないことなんですね。それくらい緊急だったのかどうなのか。
Z なるほど。たしかにこの手の会見に弁護士は付き物だ。
Z まあプロレス方面からすると、じつに木谷さんらしい発言だよ(笑)。
――木谷さんが一番言いたかったのは「RIZINやK-1はまったく怖くない」ですけど、これは逆にメチャクチャ意識してますよね。
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