Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回のテーマは……
ジョルジュ・サンピエール対マイケル・ビスピン決定:GSPはラウジー、マクレガー不在のUFCの救世主となれるのか?
2017年一発目となる正真正銘のビッグマッチ、ジョルジュ・サンピエール(GSP)対マイケル・ビスピンのミドル級タイトルマッチが正式に発表された。UFCプレシデントのデイナ・ホワイトが3月1日にESPNに出演した際に明らかにしたもの。開催日時と場所は明らかにされていないが、毎夏恒例となっているインターナショナル・ファイトウィークの大トリ、ラスベガスのTモバイル・アリーナで7月8日に開催予定のUFC 213のメインイベントでの実現が濃厚であるとされる。
GSPとビスピンは3月3日にラスベガスで記者会見を行った。メインイベンターだけによるカード決定記者会見は、コナー・マクレガー対ネイト・ディアス以来の実施となる。ちょうど同日に発表されたハビブ・ヌルマゴメドフのUFC 209電撃欠場でざわついた雰囲気の中で開始された記者会見は、30分遅刻したビスピンが乱入するや否やマイクを奪い、マシンガンのようなトラッシュトークでGSPを挑発、ビスピンの妄言にやれやれと呆(あき)れかえってみせるGSPのさすがのベビーフェイスぶりも健在であった。
ビスピン おまえはウェルター級の人間だろう?オレはミドル級なんだ。おまえとオクタゴンで対峙(たいじ)するのが楽しみだよ。立ち上がってオレの体格をよく見てみろ。そしてそのままカナダへ帰れ。
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