伝説のプロレス団体UWFインターナショナルでデビューして、キングダム、リングス、PRIDEと渡り歩いた日本格闘技の生き証人金原弘光が格闘技界黎明期を振りかえる連載インタビュー。今回のテーマは「忘年会」「リングス外国人の怖い死に方」などです!
金原 こないだ天山(広吉)が「かねはら整骨院」に治療に来てくれたんだよ。
――金原さんのツイッターでも触れられてましたね。
金原 ちょくちょく治療に来るんだけど、やっぱりプロレスラーという職業は過酷だよね。身体を触ったらわかるよ。
――受け身をずっと取り続けてるんですもんねぇ。
金原 俺が交通事故に遭ったときにも話したけど、ブレーンバスターやラリアットって車に跳ねられたのと同じ衝撃だからね(笑)。お正月にケニー・オメガvsオカダ・カズチカの試合を見たけど、ヤバイなあと思ったよ。場外ショルダースルーとか強烈過ぎてさ。
――言葉を失いますね。
金原 あそこまでやることは早々ないんだろうけど、プロレスラーってボロボロになりながら戦ってるんだなって。
――激しすぎる“仕事始め”ですよねぇ。いまのマット界って年末年始にビッグマッチがあるから忘年会新年会をやってる場合じゃないですね。
金原 Uインターやリングスの頃は忘年会はあったんだよ。フリーになってからは金原道場のちょっとした忘年会をやるくらいで。あと、仲のいいお坊さんがいて、その人の家の敷地がメチャクチャでかくてさ。毎年1月3日になるとその家にみんなが集まるんだけど。プロ野球選手だった金村(義明)さん、下柳(剛)さん、山本昌さん、小早川(毅彦)さん。
――みんな大物じゃないですか!
――凄い(笑)。
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