格闘技ブログ「MMA THE ORANGE」の管理人オレンジがディープなエピソードをお届けする「MMAオレンジ色の手帖」! 今回のテーマは「ディファ有明、閉鎖!! 新しい会場を探せ!」です。 


昨年末、RIZINを控えて浮き足立つ格闘技マニアの間を駆け巡ったニュースと言えばディファ有明の閉鎖問題でしょう。建物の老朽化が進んでいるため解体する事が決定。ディファ有明の建物定期賃貸借契約が切れる2018年6月末を持って営業を終了する事が正式にリリースされました。

主要格闘技大会が使用する会場の中で今や最も使用頻度が多いのが他でもないディファ有明。2016年で言うとパンクラスは首都圏で開催された全7大会、DEEPも約半分の4大会はディファを使用しており、閉鎖が格闘技界に与えるインパクトは想像以上に大きいようです。閉鎖が発表された当日中にパンクラスの酒井正和代表がホームページ上でコメントを発表した事からも事の重大さが伝わってきます。

個人的にも自宅と会社を除くと、ここ十数年で一番長い時間を過ごした場所だけに唖然茫然。土日連続でディファ開催が続く時には本気でディファに泊めてほしいと何度も念じた事や、行くたびに食べていたディファカレーの変哲のない美味さなどが走馬灯のように頭の中を駆け巡りました。

どうやら有明周辺は東京オリンピックの開催に向けて「有明レガシーエリア」として再開発されるそうですが、小池都知事の悪口はもう言わないからどうかディファ有明もレガシーエリアに入れて現存してくれよ本気で思いましたもん。でも現実は非情。残念ながら閉鎖はもう覆る事はないようです。

それが故に脚光を浴びているのがディファ有明に替わる代替会場の行方。パンクラスの酒井代表は「ホーム会場を探すことになります。 水道橋(後楽園ホール)の選択はありません」と明言。さらにディファを主戦場とするMMAイベント「GRACHAN」の岩崎ヒロユキ代表は閉鎖が発表される前から「2017年度から始まり、2018年度には大会会場を完全に移行する」とディファ有明からホームタウンを変更する意向を明らかにしています。どちらの大会もまだどの会場を使用するかを明らかにしていないだけに、新・格闘技の聖地に選ばれるのはどこなのか気になって仕方ないのが好事家の悲しいサガ。せっかくなので今回は新春初夢気分で妄想してみたいと思います。


まず会場の目星をつける上で目安になりそうなのが会場の使用料金。ディファ有明で一般的な格闘技イベントが使用するタイプだと土・日・祝日で900000円。会場のキャパシティはホームページ上では1273席となっていますが、席を詰め詰めにして立ち見も入れる最近のパンクラスの主催者発表を参考にして2000人前後収容出来る会場に絞ってみたいと思います。


そしてもう一つ重要なのがアクセスの良さ。ディファ最寄りの国際展示場駅は東京駅から約20分前後、新宿駅からは約30分前後である事を考えると、やはり都内の会場が中心になるには間違いないでしょう。一方でパンクラスは以前からホームを横浜と捉えているため横浜市内も範囲に入れて考えたいと思います。

整理すると、会場使用料は90万円前後、キャパは2000人前後、立地は都内or横浜。この条件でディファ有明に替わる新・格闘技の聖地をいくつかのカテゴリに分けて妄想していきたいと思います。ちなみに掲載している各会場の使用料は自己調査によるものなので悪しからず。


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