新日本プロレスの選手イラストを描いてキャッキャしていたプオタ女子・二階堂綾乃がいつのまにかMMAジムに通いだし、ついに格闘技デビューをしてしまったこのコーナー。今回のテーマは「鍛える女子の口説き方」！

今このコラムを読んでいる方で、私のような戦う「鍛女」に片思い中の方はいらっしゃいませんか？そして、よく雑誌やネットにはびこっている「女を落とすテクニック☆」的なやつを参考に鍛女にアプローチをかけていませんか？そんなあなた、

ざんね~~~ん

ああいうテクニックは「モテたい」と思っている女に使うから効力を発揮するのであって、モテテクよりも筋肉と強さを追及する鍛女には効かないんだよ☆　そこで今回は、私のようなプロレスと格闘技が好きでMMAを学んでる系の鍛える女子の口説き方をお教えします。

■優しけりゃいいってわけではない。

好きな男性のタイプランキングで必ずと言っていい程1位にランクインする「優しい人」。車道側を歩いてくれたり、高いところにあるものをとってくれたり……しかし鍛女にとって優しさはあまり必要ではありません。

私の通うジムでは天井の梁から生えるでっぱりにキックミットがひっかけてあります。ミットを取るときは下からちょこっとパンチすればいいのですが、元の場所に戻す時は身長163センチの私がジャンプしても梁のでっぱりにミットが届きません。なので基本的にミットを戻す時は身長の高い男性がやってくれるのですが、私の場合

心優しい男性「ミットやるよ？」

私「ヤダーーーー！！！」

心優しい男性「!?」

鍛女は普通では届かない場所にミットをかけることもトレーニングだと思っているので、人の手は借りずミットがひっかかるまで梁のでっぱりにミットをぶん投げ続けます。最近では命中率が上がり、１〜２発でミットをひっかけられるようになりました。

このシチュエーションで鍛女を落とすためには、まず大事なのは無理に手伝わず温かく見守ること。そしてミットかけに成功したら鍛女はドヤ顔をふりまくので、「お～！すごいねえ！」と褒めてあげましょう。

キックボクシングのスパーの時も同じです。女子相手だからとあまり打ってこず、スローなパンチだけで優しくされても困ります。打撃を避けたり、カウンターの練習だってしたいんだもん！　だからといって力任せにパンチを打ってくるのではなく、打撃の速度は速いまま寸止めで様々な攻撃をしてくれると鍛女は喜びます。そして上手にカウンターやキックが入って鍛女がドヤ顔をしたら「うわー！強いなあ！」と褒めてあげましょう。

「優しさはあまり必要ない」というのは冷たくしてほしいというわけではありません。このように、なんでもかんでもやってくれるのではなくチャレンジするチャンスを与えて欲しいのです。そして成功したらおもいっっきり褒めて欲しいのです。あれですね。子育てと一緒です。

■褒め方に一工夫

私は生まれつき身体の一部が異様に柔らかいので、柔らかさを褒められることが多いのですが、最近「柔らかいね！」と褒められることに慣れてきてしまいました。そんなある日のこと

KEI山宮「二階堂さん！」

ストレッチ中の私「？」

KEI山宮「足折れてますよ」

そう、KEI山宮は柔らかすぎて変な方向に曲がっている私の足を「柔らかい」ではなく「折れている」と表現したのです。なんか、なんとなく柔らかいって言われるよりも嬉しかったです。さすがは私の中で理想の親戚のおじさんランキングナンバー1のKEI山宮先生です。
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■スキンシップの意味が違う

女性向けのモテテクニックで「スキンシップをすると相手が私のこと好きになってくれる☆」というのがあります。なのでモテたいブリブリ系女子は「もう歩けな～い！おんぶ♡」とおねだりしたり、突然腕を組んできて執拗に乳を男性の腕に押し付けることもあるでしょう。

しかし鍛女はモテたくてスキンシップをするのではありません。柔術やグラップリング等寝技をやっているとき「女だからってなめんな」という気持ち、もしくは相手によっては「殺してやる」という気持ちでスキンシップをします。性的に興奮させたくて乳を押し付けるのではなく、相手を制圧するために胸からタックルし、倒れた相手を胸で押さえつけるのです。

だもんで寝技のスパーをしたくらいで「こいつ俺に気があるんじゃ……」と、めっちゃアプローチしてこられたら困ります。鍛女を落としたくば寝技で鍛女に勝ちましょう。鍛女は強くなりたいので、自分より強い人間をパートナーに選びます。強い人間と練習するのが強くなるための一番の近道ですからね。

■そうだね。筋肉だね

鍛女は筋肉の大きい男性を好みます。そしてプロレス好きだと筋肉バロメーターがおかしくなっているので、魅力を感じる男性の基本的な体型が棚橋弘至でインプットされています。鍛女を落としたくばなるべく棚橋選手の肉体に近づけるよう頑張りましょう。まあいくら頑張っても小島聡選手より腕が細い人は全員細く見えてしまうんですけどね！

ここまでで、鍛女を落としたくば優しくしすぎずドヤ顔をしてきたら褒め、格闘技のテクニックを磨きウェイトトレーニングを頑張らねばならないということがわかりましたね。しかしあと一つ大事なことがあります。鍛女がなぜ強くなりたいのか？それは勝ちたいからです。たとえ相手がパートナーであろうと、勝って相手を制圧したいのです。

好みのタイプであるマッチョで強い人には一見敵いそうにもありません。しかし、マッチョで強くでドMな人ならばどうでしょう。勝てなくても制圧はできそうですね。そしてマッチョで強くてドMで童貞だと尚良いです。マッチョで強いのにピュアッピュアなんて素敵です。そんなわけで、私は好きな人をダンスパーティーに誘うもパーティーに行く前に70年間の眠りにつき、起きたら恋愛する暇もなく戦っているため童貞説のあるキャプテンアメリカがアベンジャーズの中で一番好きです！　

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