今年の春より開設されたインターネットテレビ局「AbemaTV」。テレビ朝日とサイバーエージェントの共同事業によるネットテレビは、ニュース、バラエティ、映画、アニメ、麻雀、音楽……ありとあらゆるコンテンツを取り揃えて放送されていることはご存知だろう。そしてうれしいことに総合格闘技も、世界最高峰の舞台UFCのみならず、未知の強豪感があった海外団体ベラトールやONE、国内では修斗やDEEPなどを中継! しかも無料で見れる!! そのうえ格闘技専門だけの特設チャンネルを開設! これまで有料ないしは取り扱っていなかった団体を「AbemaTV」が無料放映することで、格闘技との距離をグッと縮めてくれた。格闘技ファン支持率ナンバーワン、それがAbemaTVなのであるが、ここまで格闘技にチカラを入れてくれるのはなぜか? 担当者の方に話を聞いてきました!
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・北野雄司氏 テレビ朝日 AbemaTV担当
・徳山宗佑氏 サイバーエージェント宣伝本部 宣伝広報グループ
――今日は格闘技界の“救世主”と呼ばれているAbemaTVの担当者の方々にお話をうかがいにきました!
北野 よろしくお願いします。まずボクの立場から説明しますと、AbemaTVはテレビ朝日とサイバーエージェントの共同事業ですが、ボクは「テレビ朝日のAbemaTV担当」として、主にスポーツコンテンツの編成と調達に関わっています。
徳山 自分はサイバーエージェント宣伝本部の宣伝広報グループの人間になります。
――コンテンツに関しては北野さんがプロデューサー的役割を果たされてるんですね。格闘技ファンはAbemaTVがここまで格闘技をプッシュしてくれることを大歓迎すると同時にちょっと戸惑ってるんです。どうしてここまでやってくれるの?と。
北野 ボクはキックボクシングジムに通ってますし、格闘技を見ることも大好きなんですが、AbemaTVでここまで格闘技を扱うことになるとは想像もしていなかったんですよ(笑)。
――あら、そうなんですか(笑)。
北野 新生K−1さんはAbemaTV発足当初から放送させていただいていましたが、UFCを中継したり、ベラトールと正式契約することになるとは……。
徳山 やってる自分たちがビックリですよね(笑)。格闘技のコンテンツが増えてきたことで、7月31日から「格闘チャンネル」を開設することになりましたが、1カ月前にはそんな予定もありませんでした。
――AbemaTVとしても想定外の路線なんですね(笑)。
北野 ごらんのとおり、AbemaTVはいろんなコンテンツを扱っていますが、格闘技はあくまでその中の一つであって。「AbemaTVが仕掛けた」という見方をしていただくことは多いですけど、格闘技放送の反響が大きかったことで、AbemaTVとしても「もっと格闘技を取り上げたほうがいいんじゃないか?」という方向にシフトしていったところはあります。
――というと、予想以上に格闘技コンテンツの反響が大きかったわけですね。
北野 はい。AbemaTVには番組ごとに述べ総視聴数が表示されていますが、ボクらは「いま何人見ているのか」「滞在時間はどれくらいか」など、細かいことまでわかるんです。 で、格闘技中継はほかのコンテンツと比べても数字はよかった。なのでUFCやベラトールの中継をしたことで、格闘技ファンから「AbemaTVありがとう!!」という声が挙がっていますが、ボクらからすれば「格闘技ファンありがとう!」と言いたいくらいなんですよね。格闘技ファンの力で大きくなったんですよ、と。
徳山 本当にそのとおりですよね。格闘技ファンの後押しがなかったら、ここまで拡がっていなかったと思いますし。
――その言葉には格闘技ファンも喜びますね(笑)。
北野 AbemaTVがきっかけを作ったといえばそうなんですけど、あとはコンテンツの力ですからね。ボクらは出場する選手もカードも決められないですから。
――ちなみに格闘技のほかに意外と数字がよかったコンテツはなんですか?
北野 『フリースタイルダンジョン』ですかね。あれも格闘技と同じ匂いを感じるけど。
徳山 いつかコラボさせたいですよね。あとは麻雀と釣りもいいですね。
――釣りは意外ですね。
徳山 マス向けではないけど、熱狂度の高いものをチャンネル化すると人がだんだんと集まってきて、習慣化するということですね。AbemaTVは始まって間もないサービスということもあって、どんなコンテンツも蓋を開けてみるまでどうなるかわからないところはあったんですよ。実績なんてあってないようなものですから。
北野 成長が早いから1カ月前と今日ではユーザーも変わっていますし。
徳山 そうですよね。全然違いますね。
北野 1カ月前は350万ダウンロードだったのがいまは600万になっていますから。そうなると全然規模が違ってきますし、常連さんじゃなくて一見さんを相手にする部分も出てきますから。
――350万から600万だと、半分近くは御新規さんですもんね。
北野 新しいユーザーに格闘技がどう見えるのかは不安でもあり、楽しみでもありますね。
――当初はここまで格闘技を取り扱う予定はなかったということですが、MMAでいえばベラトールやONE Championship(以下ONE)をいきなりライブ中継しましたね。
北野 放送することになったのは、ONEやベラトールの関係者とのご縁があったことが大きいんですけど。ボクは『ゴング格闘技』を年間購読するくらいの格闘技ファンでもあるので、やっぱり自分でも「見てみたい!」という気持ちは強かったんです。
――自分が見たい!(笑)。
北野 いやあ、やっぱり見たいですよね(笑)。去年の大晦日『RIZIN』にベラトールからキング・モーが派遣されていましたけど、ひとりだけ次元が違ったじゃないですか。ヨーロッパから来た荒削りに見える若手たちと比べて、キング・モーは凄く洗練されたボクシングをしてましたし。そのキング・モーですらアメリカでは負けるときもある。そんなハイレベルな格闘技を日本でも放送したかったし、多くの人に見てもらいな、と。
――ベラトールは世界ナンバー2のMMA団体ですけど、日本未放送でした。
北野 マイケル・チャンドラーやキング・モーの試合が昼間に日本で放映したら最高だなと思って、ベラトールの関係者に相談させてもらったんです。
――一般的にはほとんど知られていない団体ですけど、数字的には不安はありませんでした?
北野 入り口はある程度の数字を取らないと続けられないなとは思ってました。でも、そのベラトールのカードには、ランペイジ・ジャクソンvs石井慧選手の試合があったんです。このカードならいろんなところに話がしやすいし、昔格闘技を見ていた人たちにも訴えられますよね。
――PRIDEファイターと柔道のオリンピック金メダリストという看板ですね。
北野 社内の説明にするのにわかりやすいじゃないですか。でも、ONEのときは、自分もろくに見ていないのに「これは凄いイベントなんです!」って押し切って放送までこぎつけたところはあるんですけど(笑)。
――熱だけで押し切ったんですね(笑)。
北野 ONEをどうしても放映したい動機があったのもたしかなんです。ボクは一昨年、タイでビジネスをしていたので、月に1回くらいはタイに行っていて。そのときタイで目の当たりにしたのは、アジア経済は凄く元気だけど、日本はそうじゃないという現実で。その現状が日本にはイマイチ伝わってないところがあるので、ONEを通じてアジアの熱気が伝わればいいなと思ったんですよね。
徳山 ONEやベラトールは場内演出に力を入れているので、テレビショーっぽいのもよかったですよね。格闘技を知らない人でも見やすいというか。AbemaTVは高画質が売りとしてあるんですけど、演出も高画質で伝わったと思います。
――ああ、AbemaTVの画質は素晴らしかったですね。
北野 テレビ放送と同じ、衛星を使って映像を受けていますし、HDクオリティですからね。そのONEと交渉する中で感じたのは、ONE代表のビクター(・クイ)もテレビマンの感性を持ってるなってことなんです。格闘技ビジネスへの先進性が高いですし、テレビのプロダクションに対して発言する内容が「わかってる人間」のものでした。テレビ局員同士じゃないですけど、通じ合うものがあったというか。ベラトールCEOのスコット・コーカーにはまだお会いしていないですけど、ビクターと同じように感じるものはありますね、
――そのベラトールとONEとAbemaTVは正式契約を結びました。
北野 良いコンテンツがあれば、中・長期的なパートナーシップを築いたほうが、付き合いの長い相手になればこそのメリットも出てきますので。ワンショットだとそれなりの関係になってしまいます。選手だって1試合だけの契約と、5試合だけの契約ではきっと働きぶりは違うじゃないですか。
――ONEの放映で火がついて、ベラトールで燃え上がり、そして「UFC200」を含むUFC3日間連続中継で大爆発した感じがありました。
徳山 その表現はまさにという感じですね(笑)。
――UFCは今年の春にWOWOW中継が消滅し、ニコニコ生放送で現地中継をそのまま流してはいましたが、AbemaTVではどういう経緯でUFCを放送することになったんですか?
北野 UFCに関しては格闘技の話から外れてしまうんですが、いまインターネットにおけるスポーツ中継の権利ってもの凄く値段が高くなっていて。いままでテレビの地上波しか相手にしていなかった代理店の皆さんが各プラットフォームを積極的に回ってるんですよ。格闘技にかぎらずいろんなコンテンツの紹介を受ける中、ヨーロッパのサッカー中継の関係者から今回のUFCの話をされたんです。
――意外な方向から話は転がってきたんですね。大会放映前のどれくらい前ですか?
北野 3週間前ですかね。
――そこからよくまとまるもんですねぇ。
徳山 急な話だったので、朝から緊急会議をやりましたよね(笑)。
北野 「UFC中継を3日間連続でやろうと考えてます!」ってことで(笑)。大きな企画なのでそこからが大変でした。AbemaTVの中にはUFCを知らない方が多かったですし、宣伝部署には格闘技をまるで知らない女性の方もいますので。
徳山 決裁権を持っている部長ですら「UFC? わからねえな」って感じで(笑)。そこを北野さんがなんとか説明して……。
北野 紙芝居みたいなものを作って「これはモンスターvsモンスターの闘いで〜〜」という感じで説明しましたね(笑)。あのときボクらが恵まれていたのは、マーク・ハントやブロック・レスナーとか名前を知られている選手が出場することだったんですね。
――コアファン以外にも知られてる名前があったんですね。
北野 いろいろと話をしているうちに、AbemaTVの中にUFCファイトパスに入っている役員の方がいて(笑)。その方が「UFC中継、いいじゃないですか!」と推してくれたんです。あれは嬉しかったなあ。
徳山 格闘技中継が好調ということもあるので、社内にも格闘技好きが増えてる印象がありますね。
北野 隠れていた人が表に出てきたんだと思う(笑)。
――隠れ格闘技ファンが名乗り上げてきましたか(笑)。UFCの初日は平日午前中でしたから、数字的には不安はありませんでした?
北野 不安といえば、格闘技にかぎらずすべてにおいて不安なんですけど。本当ならば3ヵ月間くらい放送してUFCを認知させてから、あの3日間を迎えたかったんですけどね。
――ああ、今回は突然メインディッシュが運ばれてきたようなもんですよね。
徳山 たしかに煽って煽ってポーンとやりたかったですよね。
北野 プロモーションのプレッシャーも凄かったよね?
徳山 そうですよねぇ……日程もタイトでしたし。
北野 プロモーションがどこまでうまくいってるかという指標があるんですけど、じつはそこはあまりよくなかったんですよ。思った以上にUFCというイベントが知られていなくて。
――MMAという言葉の意味すら、わからない方は多いでしょうねぇ。
北野 最終的には平日も2日目の内容が凄かったから、最終日につながりましたけど。
徳山 宣伝部としては最終日が一番盛り上がるように布石を打っていたことで、期待以上の数字が出ました。
北野 あれだけの試合内容なんで、もっと数字が伸びてもいいかなという手応えはあったんですけど……。放送前とは認知度が違うので、いまやったらもっと凄い数字になると思います。
徳山 AbemaTVの格闘技コンテンツのプロモーションとしても、今回のUFCをやらせてもらうことは大きかったですね。
北野 ただ、放送までの過程で感じたことは、ボクの大好きなMMAというコンテンツがここまで知られなくなっていたのか、村の中に閉じこもってしまったのか……ということなんです。
――地上波全盛だったゼロゼロ年代と比べて、世間にアクセスするチャンスが激減したことで、ジャンルとして閉ざされていたところはありますね。
北野 ボクは週末になると、奥さんに嫌がられながら家でUFCを見てるので。自分では最高に面白いと思っていたものが、いまの世の中では受け入れられていなかったと知ったショックはありましたね。それは内容よりも、格闘技を視聴できる環境がなくなってしまったからなんでしょうけど。
――そこで気になるのは、UFCの日本中継は今夏から「DAZN」というライブストリーミングで扱われることが発表されていますね。
徳山 それは自分たちもどんなサービスなのか早く見てみたいところです。
北野 他社さんのことなのでどういう概要になるのかはわかりませんが……これはあくまで格闘技ファンとしての立場で言いますと、どこでもいいからUFCが日本で見られ続けてほしいですね(笑)。
――AbemaTVじゃなくてもいいから!(笑)。
北野 そこに尽きます。AbemaTVで放送したいというより、多くの人間に見られてほしい気持ちが強いってことですね。今回の件で、地上波がなくなったことで、こんなに格闘技が知られなくなってしまったことを痛感したので。
――北米MMAはPPVと地上波のバランスが取れてますけど、日本はどちらも厳しいですね。
北野 アメリカは映像で見ることにお金を払うことのハードルがずっと低いですから。
――「DAZN」の開始時期が具体的に決まっていないからなのか、8月のUFC中継もAbemaTVで取り扱いますね。
北野 まだ「DAZN」が始まらないからAbemaTVができるのかな? という認識です(笑)。川尻(達也)選手やネイト・ディアスvsコナー・マクレガーの再戦が放映できるのはボクとしても幸せですし、仕事なのか趣味なのかわからなくなってますよね(笑)。
徳山 「UFC200」にしても巡り合わせがよかったですよね。こんなに注目度の高いナンバーシリーズはなかなかないですし。
北野 そういう意味では振りかえれば振りかえるほど、タイミング的に恵まれてるなって。あとはやっぱり格闘技の地力。ボクはずっとそこを信じているつもりだったんですけど、ちょっと卑屈になっていたところもあったのかなって。
――卑屈ですか?
北野 世の中で言われてるより格闘技というコンテンツは素晴らしいものだと思ってるんですけど。地上波で流れなくなったことで、格闘技はダメになってしまったんじゃないかな、もう届かないんじゃないかなって卑屈になっていたのかなって。
――なるほど。世間向けの変化球を投げないと、格闘技は通用しないというムードもありますね。それで格闘技ファンはしぶしぶボブ・サップを飲み込むというか(笑)。
北野 特定の団体を言うわけじゃないですけど、去年の大晦日もファンのあいだでそういう議論は起きたじゃないですか。でも、今回いろんな団体を放送してみて、ストレートにやってもいいんだなって思いました。「そうだよな、これでいいんだな」って勇気づけられましたね。
――それは格闘技ファンも勇気づけられる話ですね。
北野 卑屈さが消えました(笑)。いろんな格闘技団体の皆さんと話をしていると、みなさん現状を打破したいという思いが強くて。きっとみなさん心のなかで思ってるんですよ、自分たちがやってる格闘技はもっと人気が出るはずだって。
――環境が整えさせすれば、絶対に届くという。その環境ができつつあるんですね。
北野 格闘家って20年30年続けられる仕事ではないですし、自分たちの骨身を削ってるわけですから、もっと多くの人に知られたい、有名になりたいという気持ちが出てくるのは自然じゃないですか。誰にも届かなかったら、なんのために練習をしてるのか、なぜキツイを試合をしてるのか。もう一度、格闘技が世の中に届くためのお手伝いをしたいと思ってますね。
徳山 そういえば、反響でひとつあったのは、もともと自分の周りに格闘技好きな友達が多かったんですけど。それまで自分の仕事に興味を持ったことのなかったのに、AbemaTVでONEの中継をやるとなったと聞いて「これ、おまえのところのサービスじゃない?」という連絡がけっこうあったんですよね。かなりコアな格闘技ファンですけど、反響を間近で受けたことが印象に残ってますね(笑)。
――潜在的格闘技ファンはかなり多いですし、一方でPRIDEを知らない若い世代にもどんどんと届いてほしいですね、
北野 ユーザーには20代から30代も多いんですね。その層がどういう視点でUFCやベラトールを見るのかは興味深いですよね。ONEやベラトールを定期放送することで認知度が高まって、いずれ日本大会をやってくれたら最高です(笑)。
――夢は広がりますねぇ。そのときはぜひAbemaTV主催でお願いします!(笑)。
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