格闘技ブログ「MMA THE ORANGE」の管理人オレンジがディープなエピソードをお届けする「MMAオレンジ色の手帖」! 今回は格闘技ジム周辺のグルメガイド!
先週Dropkickで公開された対談談記事「ジム戦国時代!格闘技ジムはどうあるべきか」はもう読みましたでしょうか?修斗を原点にWEC、DREAM、DEEPで実力派のイケメンファイターとして活躍し、今では和術慧舟會HEARTSとHEARTS KIXという2つのジムを経営する大沢ケンジが乱立気味の格闘技ジム業界の現状を赤裸々に語った濃密な内容。冷静かつ緻密な分析は大沢さんの現役時代のファイトスタイルさながら。目からうろこの連続で最後まで興味深く読ませていただきました(未読の方はぜひお早めに!!)。
読了後に改めて感じたのはやはり格闘技ジムの多さ。一昔前に格闘技を始めようと思ったら、ジムは限られ電車を乗り継いで通うイメージでしたが、最近では所英男のリバーサルジム武蔵小杉 所プラスや金原正徳のリバーサルジム立川 ALPHA、北岡悟のパンクラスイズム 横浜など、現役ファイターが相次いでジムの運営に参入した事もあって、もはや各駅に1格闘技ジムという勢い。習う側も本格的に格闘家を目指す層からフィットネス感覚で格闘技で身体を動かすライト層にまで裾野が広がり、主要駅には複数のジムが密集するまさしく戦国時代に突入しました。新宿なんて大沢ケンジの和術彗舟會HEARTSに山崎剛のリバーサルジム新宿Me,We、戸井田カツヤのファイトフィット新宿(トイカツ道場)、ヒデ三好のHIDE'S KICKなど多数のジムがしのぎを削っています。かつてNOVAの「駅前留学」というキャッチフレーズが流行語になりましたが、今や「駅前格闘技」「駅前キック」「駅前柔術」「駅前道場破り!?」という時代に突入したのかもしれません。
こうなると私たちは何を基準にジムを選ぶべきなのか。自宅や職場の近所という立地条件?自分にあったレッスンプランやスケジュール?はたまた憧れのインストラクターが教えてくれるジム?様々な選び方がありますが、近隣のグルメスポットからジムを選ぶという視点はいかがでしょう!?(笑)。格闘技でたっぷりと汗を流した後に珠玉の逸品を肴に一杯やるもよし、ガッツリ食べた罪滅ぼしにスパーリングでカロリーを消費するもよし。食べたい物とジムをワンセットで考えるという邪な考え(笑)。大沢さんの対談とは明らかに対極に位置する下世話な切り口で申し訳ない限りですが、ここは一丁オレンジ流に行ってみようじゃありませんか。
そんなわけで今回の「MMAオレンジ色の手帖」はグルメからのジム選び。近隣に軒を連ねる美味しいお店から思わず通いたくなるジムをご紹介していきたいと思います。題して「ジム飯2016開幕戦」。今宵も電波と充電と胃袋の続く限りよろしくお願いします。
まず最初にご紹介するのは大沢さんの対談の中にも登場した東急東横線学芸大学駅のすぐそばにあるHAYATO GYM。K-1やRISEで活躍してきたHAYATOが「キックで腹を凹ませろ!」を合言葉に2010年の5月にオープンしたジムです。私もたまに前を通るのですが、小気味良いミット音と威勢の良い掛け声が響き渡っているのが非常に印象的でした。それもそのはず、前出の対談記事によると「会員数が○○○人いて、めちゃくちゃ流行っている」らしいじゃありませんか。先日開催されたジム設立6周年記念パーティーには100名を超える会員の方が集ったというからその勢いはホンモノ。「服装の乱れは心の乱れ」じゃありませんが、「ジムの勢いはミット音に表れる」って事なのか!?完全に地元に根付いたジムと言っても過言ではないでしょう。
そんなHAYATO GYM付近で絶対に抑えておきたいお店は麻婆豆腐の名店2軒。しかも道路を隔てて2軒が対峙しているではありませんか!?その距離30m足らず。格闘技ジム戦国時代ならぬ麻婆豆腐戦国時代が学芸大学では繰り広げられています。
その戦国時代の一方の主役は「上海菜館」。めちゃくちゃ愛想の良い店員さんが創り出すアットホームな雰囲気にいつもほっこりさせられますが、それが麻婆豆腐となるといきなりアクセル全開。チーズ麻婆豆腐というトリッキーな創作メニューを繰り出してきます。オーソドックススタイルと油断していたらいきなりバックハンドブローを喰らった気分です。肝心の料理は表面はチーズで覆われてパッと見はリゾットか、グラタンかといういでたち。少なくとも麻婆豆腐と見破る人はまずいないでしょう。それがひとたびスプーンを入れると、豆腐や挽肉、茄子等のいつもの麻婆豆腐が顔をのぞかせます。麻婆豆腐とチーズの組み合わせに不安を抱く方もいると思いますが、想像以上に相性抜群。濃厚でピリ辛の麻婆にチーズのコクが混ざり合うとまるで旧知の間柄かと思うくらいマッチしているから不思議です。言わば中華風ラザニア(中身はパスタではなく豆腐ですが…)といった感じでしょうか。おかわり自由のライスが進む事うけあい。ジムでカロリーを消費する事を見越してでもガッツリ食べたいメニューです。
「上海菜館」チーズ麻婆豆腐
そのチーズ麻婆豆腐に真っ向勝負を挑むのもう一方の主役「味味」。10人も入ったら満員になるであろうこじんまりした店内には壁一面にメニューが書かれていて雰囲気満点。独特の間合いを持つご主人の雰囲気も相まって、「孤独のグルメ」に学芸大学が取り上げられるならこのお店しかないと勝手に思い込んでいます。
ここの麻婆豆腐は一点の曇りもない超本格派。ファーストコンタクトこそそれほどではないですが、時間が経つにつれて辛さで唇と舌が痺れてきて大量の汗が噴き出してきます。まるで強烈なローキックやボディブローのよう。その発端はこれでもかと振りかけられた大量の山椒!これがジワジワ、ビリビリと効いてきます。初めて食べた時はミット打ちを数セットこなしたんじゃないかと思うくらい発汗する始末。そのデトックス効果は絶大なものがあります。それでもエッジの効いた辛さが病みつきになってもう一口、あと一口と気が付いたら完食しているから恐ろしい。ドM心をくすぐる麻婆豆腐はHAYATO GYMで汗を流したりない時にマストで食したい逸品です。
「味味」麻婆豆腐
この続きと、保坂秀樹、橋本真也の不倫と死、クリス・ベンワー、BABYMETA×NXT、リコシェ vs. オスプレイ論争などの記事が読める「13万字・詰め合わせセット」はコチラ
先週Dropkickで公開された対談談記事「ジム戦国時代!格闘技ジムはどうあるべきか」はもう読みましたでしょうか?修斗を原点にWEC、DREAM、DEEPで実力派のイケメンファイターとして活躍し、今では和術慧舟會HEARTSとHEARTS KIXという2つのジムを経営する大沢ケンジが乱立気味の格闘技ジム業界の現状を赤裸々に語った濃密な内容。冷静かつ緻密な分析は大沢さんの現役時代のファイトスタイルさながら。目からうろこの連続で最後まで興味深く読ませていただきました(未読の方はぜひお早めに!!)。
読了後に改めて感じたのはやはり格闘技ジムの多さ。一昔前に格闘技を始めようと思ったら、ジムは限られ電車を乗り継いで通うイメージでしたが、最近では所英男のリバーサルジム武蔵小杉 所プラスや金原正徳のリバーサルジム立川 ALPHA、北岡悟のパンクラスイズム 横浜など、現役ファイターが相次いでジムの運営に参入した事もあって、もはや各駅に1格闘技ジムという勢い。習う側も本格的に格闘家を目指す層からフィットネス感覚で格闘技で身体を動かすライト層にまで裾野が広がり、主要駅には複数のジムが密集するまさしく戦国時代に突入しました。新宿なんて大沢ケンジの和術彗舟會HEARTSに山崎剛のリバーサルジム新宿Me,We、戸井田カツヤのファイトフィット新宿(トイカツ道場)、ヒデ三好のHIDE'S KICKなど多数のジムがしのぎを削っています。かつてNOVAの「駅前留学」というキャッチフレーズが流行語になりましたが、今や「駅前格闘技」「駅前キック」「駅前柔術」「駅前道場破り!?」という時代に突入したのかもしれません。
こうなると私たちは何を基準にジムを選ぶべきなのか。自宅や職場の近所という立地条件?自分にあったレッスンプランやスケジュール?はたまた憧れのインストラクターが教えてくれるジム?様々な選び方がありますが、近隣のグルメスポットからジムを選ぶという視点はいかがでしょう!?(笑)。格闘技でたっぷりと汗を流した後に珠玉の逸品を肴に一杯やるもよし、ガッツリ食べた罪滅ぼしにスパーリングでカロリーを消費するもよし。食べたい物とジムをワンセットで考えるという邪な考え(笑)。大沢さんの対談とは明らかに対極に位置する下世話な切り口で申し訳ない限りですが、ここは一丁オレンジ流に行ってみようじゃありませんか。
そんなわけで今回の「MMAオレンジ色の手帖」はグルメからのジム選び。近隣に軒を連ねる美味しいお店から思わず通いたくなるジムをご紹介していきたいと思います。題して「ジム飯2016開幕戦」。今宵も電波と充電と胃袋の続く限りよろしくお願いします。
まず最初にご紹介するのは大沢さんの対談の中にも登場した東急東横線学芸大学駅のすぐそばにあるHAYATO GYM。K-1やRISEで活躍してきたHAYATOが「キックで腹を凹ませろ!」を合言葉に2010年の5月にオープンしたジムです。私もたまに前を通るのですが、小気味良いミット音と威勢の良い掛け声が響き渡っているのが非常に印象的でした。それもそのはず、前出の対談記事によると「会員数が○○○人いて、めちゃくちゃ流行っている」らしいじゃありませんか。先日開催されたジム設立6周年記念パーティーには100名を超える会員の方が集ったというからその勢いはホンモノ。「服装の乱れは心の乱れ」じゃありませんが、「ジムの勢いはミット音に表れる」って事なのか!?完全に地元に根付いたジムと言っても過言ではないでしょう。
そんなHAYATO GYM付近で絶対に抑えておきたいお店は麻婆豆腐の名店2軒。しかも道路を隔てて2軒が対峙しているではありませんか!?その距離30m足らず。格闘技ジム戦国時代ならぬ麻婆豆腐戦国時代が学芸大学では繰り広げられています。
その戦国時代の一方の主役は「上海菜館」。めちゃくちゃ愛想の良い店員さんが創り出すアットホームな雰囲気にいつもほっこりさせられますが、それが麻婆豆腐となるといきなりアクセル全開。チーズ麻婆豆腐というトリッキーな創作メニューを繰り出してきます。オーソドックススタイルと油断していたらいきなりバックハンドブローを喰らった気分です。肝心の料理は表面はチーズで覆われてパッと見はリゾットか、グラタンかといういでたち。少なくとも麻婆豆腐と見破る人はまずいないでしょう。それがひとたびスプーンを入れると、豆腐や挽肉、茄子等のいつもの麻婆豆腐が顔をのぞかせます。麻婆豆腐とチーズの組み合わせに不安を抱く方もいると思いますが、想像以上に相性抜群。濃厚でピリ辛の麻婆にチーズのコクが混ざり合うとまるで旧知の間柄かと思うくらいマッチしているから不思議です。言わば中華風ラザニア(中身はパスタではなく豆腐ですが…)といった感じでしょうか。おかわり自由のライスが進む事うけあい。ジムでカロリーを消費する事を見越してでもガッツリ食べたいメニューです。
「上海菜館」チーズ麻婆豆腐
そのチーズ麻婆豆腐に真っ向勝負を挑むのもう一方の主役「味味」。10人も入ったら満員になるであろうこじんまりした店内には壁一面にメニューが書かれていて雰囲気満点。独特の間合いを持つご主人の雰囲気も相まって、「孤独のグルメ」に学芸大学が取り上げられるならこのお店しかないと勝手に思い込んでいます。
ここの麻婆豆腐は一点の曇りもない超本格派。ファーストコンタクトこそそれほどではないですが、時間が経つにつれて辛さで唇と舌が痺れてきて大量の汗が噴き出してきます。まるで強烈なローキックやボディブローのよう。その発端はこれでもかと振りかけられた大量の山椒!これがジワジワ、ビリビリと効いてきます。初めて食べた時はミット打ちを数セットこなしたんじゃないかと思うくらい発汗する始末。そのデトックス効果は絶大なものがあります。それでもエッジの効いた辛さが病みつきになってもう一口、あと一口と気が付いたら完食しているから恐ろしい。ドM心をくすぐる麻婆豆腐はHAYATO GYMで汗を流したりない時にマストで食したい逸品です。
「味味」麻婆豆腐
この続きと、保坂秀樹、橋本真也の不倫と死、クリス・ベンワー、BABYMETA×NXT、リコシェ vs. オスプレイ論争などの記事が読める「13万字・詰め合わせセット」はコチラ
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コメント
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(ID:4101196)
麻婆おいしそう
このオレンジ氏シリーズの食レポ好きです
後楽園ホール観戦行くときはだいたい表裏行くようになりましたし